宅配大手のヤマト運輸は、再配達などを受け付ける会員制のサイトに不正なアクセスがあり、
名前やクレジットカードの情報など3400件余りの個人情報が流出したおそれがあると明らかにしました。
ヤマト運輸によりますと、宅配便の再配達などを受け付ける会員制サイト「クロネコメンバーズ」で、
今月22日と23日、およそ3万件の不正なアクセスが確認されたということです。
このうち3467件が不正にログインされ、会員の名前や住所のほか、
メールアドレスやクレジットカード情報などの個人情報が、何者かに閲覧されたおそれがあるということです。
会社では、不正にログインされたIDは、パスワードを変更しなければ使用できないようにする対策をとり、
個人情報が悪用されたという情報は今のところ寄せられていないということです。
ヤマト運輸によりますと、不正アクセスに使われたIDやパスワードは、このサイトでは使われていないものが多く含まれ、
会社では、過去に他社のサービスから流出したパスワードなどをもとに不正なログインが行われたのではないかとしています。
このサイトでは5年前にも同じような手口でおよそ1万件の不正なログインが確認されていて、
ヤマト運輸は「今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に向けてさらにセキュリティの高度化を図りたい」としています。
ヤマト運輸サイトで不正アクセス
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190725/1000033187.html