だが、まだ安心はできない。日本時間8月16日(金)午後9時11分に小惑星が地球に最接近することが明らかになった。
英紙「Express」(8月13日付)によると、「2019 PJ」と名付けられたこの小惑星の直径は約99m、英・ロンドンの時計塔ビッグベンよりも大きい。時速約5万kmという猛スピードで地球に向かっているという。
恐ろしいことに、NASAが2019 PJを発見したのは今月5日のことだ。100m級の隕石が地球に衝突すれば街がひとつ吹き飛ぶが、発見から10日の猶予では現在の人類に打つ手はほとんどない。
NASAの惑星保護管であるリンゼイ・ジョンソン氏によると、地球との衝突軌道にある小惑星の軌道を変更する技術の開発には、まず軌道変更用の宇宙船を製作するのに数年、さらにそれを標的となる小惑星に到達させるのに数年かかるため、少なくとも10年前には衝突危険のある小惑星を検知しなくてはならないという。
衝突が数日前に分かったところで、今の人類に成す術はほとんど残されていない。唯一あり得るとすれば、SF映画『アルマゲドン』のように、核兵器で小惑星を爆破するという荒技だが、これも無意味だということが最近の研究で判明している。隕石を首尾よく爆破しても、重力によって欠片が再結集してしまうというのだ。
隕石情報YouTubeチャンネル「Asteroid Station」(8月12日)によると、2019 PJは地球から約3万3千kmの距離を通過するとのことなので、ひとまず衝突の危機はなさそうだが、月から地球までの距離約38万kmよりもずっと近くを通過する。広大な宇宙で3万kmはニアミスと言っていいだろう。そのことは「Asteroid Station」のシミュレーション映像を見てみればよく分かる。
人類滅亡規模の超巨大隕石の存在は全て特定されているものの、今回のように100m程度のものは全てが見つかっているわけではない。確率は極めて低いが、都市レベルの消滅はいつ起こってもおかしくないのだ。
2013年にロシア・チェリャビンスクに落ちた隕石は、1491人が重軽傷者を出したが、落下するまでその存在は全く検知されていなかった。その直径は約20mほどだったと試算されているが、それでも、TNT火薬約500キロトンに相当するエネルギーを誇った。これは、広島に落とされた原子爆弾(TNT換算15キロトン)の30倍以上だ。
未検知の隕石が地球に衝突する確率は天文学的な数字であるが、チェリャビンスクの隕石からも分かるように、確率が安全を保障してくれるわけではないことを肝に銘じておきたい。
以下ソース
https://tocana.jp/2019/08/post_107376_entry.html
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