26日(土)に、東京競馬場で行われたアルテミスS(G3)は、リアアメリア(牝2歳、栗東・中内田充正厩舎)が勝利。後方2番手で進み、最後の直線で外に出されると、先を行くライバルを交わして優勝した。
レース後、騎乗した川田将雅騎手は「いろいろなことを経験出来ました」と明かし、リアアメリアは進みすぎる気質を持つというが、「遅いペースの中で、この馬にしては辛抱できた」と振り返る。また馬体重が20キロ増えていたことも、「すべて成長分。一気に身体が大きくなった分、少し動きづらい面もあったかもしれません」といい、「次走は、成長を伴いながら、もっと動きやすくなると思います」と今後を見据えていた。
「圧巻の走りを見せているリアアメリアですが、まだまだ本格化は先だといいます。現在、陣営としてはリアアメリアの強すぎる前進気勢の矯正を行なっているようですね。
スタッフによれば、前向き過ぎる気性を持つため、『稽古でもやればやるだけ動いてしまう』そうです。このままでは『レースでもガンガン前に出て、抑えが利かなくなる心配があるため、今は馬なり主体の調整で我慢を教えている段階』と話してくれました。まだ『現状は能力だけで走っている』というのだから、末恐ろしいですよ。
デビュー戦では2着に8馬身差つけて、圧巻の勝利を飾ったにもかかわらず、川田騎手は『意識的にスタートを遅らせて後方からのレースを練習』したと驚きのコメントを残していました。これも川田騎手や管理する中内田調教師らが、この馬の前進気勢を考えてのことだったようです」(競馬記者)
これから成長し、さらにビシビシ鍛えられるようになったら、どれだけの馬になるのだろうか。すさまじいスケールを持つリアアメリアに、すでに一部の陣営は“白旗”をあげているという。
「すでに『桜花賞はリアアメリアで決まりでしょ』なんて話す調教師もいますよ。またリアアメリアが勝った新馬戦で2着のラルゲッツァに騎乗していた福永祐一騎手も『牝馬では図抜けている。同世代であの馬に匹敵するような馬は現れてないし、出てこない』と話しているようです。さらに新潟2歳S(G3)を勝ったウーマンズハートを引き合いに出し、『あの馬もスゴイけど、リアアメリアは別格』と高評価していたといいます」(競馬記者)
関係者や騎手も舌を巻くほどの素質を持つリアアメリア。これからどれだけ多くの記録を積み重ねることができるのだろうか? 新世代の怪物牝馬の今後に期待したい。
以下ソース
https://biz-journal.jp/gj/2019/10/post_125615.html
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