これまで、本連載では日本各地に伝わる様々な奇習についてご紹介してきたが、証言者が口々に語るように、それらの多くは、最初に始めた人間の想いはともかく、後世の人々にとっては、大抵の場合、迷惑でしかないものである。
「よその人からはおかしいと言われることもあるけど、何がおかしいのかわからんね」
かつて西日本のとある地域で行われていたという奇妙な風習についてそう語り始めたのは、当地で生まれ育ち、今なお、果樹園を経営している榎本栄さん(仮名・82)。榎本さんの話によると、その昔、当地においては、新たに結婚しようとする若者たちに対して、なかなか強烈な洗礼を浴びせていたという。
「早い話が、“何が何でも添い遂げる覚悟があるか?”っていうことを確認する儀式みたいなもんだね。男のさ、見てる前でね、女の父親が娘を犯すわけ。それを男はじっと見守らないといけない。それに耐えることができて、かつそれでもまだ一緒になりたいってなら認める、と。そういう話だわな」
そもそも父と娘が性行為に及ぶということ自体、我々からすればドン引きもいいところ。挙げ句、それを花婿候補である男性の見ているなかでやるというのだから開いた口が塞がらない。
「人生いろんなことがあるからね、それくらいのこと、耐えられないようじゃダメなわけ。今じゃ誰もやりはしないけど、ああいうのは今でもやるべきだと俺は思うね。なにせ最近の若い男ときたら、軟弱なやつばかりだからさ」
一体、こうした蛮行のどこが“それくらいのこと”なのか理解に苦しむことであるし、そもそも何故、なぜこのような行為が儀式として行われるようになったかは定かではないものの、その実、当地においては四半世紀ほど前まで当たり前のように行われてきたという。やはり儀式や風習の類というのは、それを始めた人間たちがいなくなった後の世に暮らす人々に対して、極めて厄介な置き土産を押し付けるものなのかもしれない。
文・取材=戸叶和男
以下ソース
https://tocana.jp/2020/05/post_152318_entry.html
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