アジアの好まれざる投資家、債券ETFに押し寄せる−ブラックロック
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-23/OY9H7F6S972801
規模が比較的小さいアジアの債券投資家は、債券のエクスポージャーを増やすため上場投資信託(ETF)に資金を投じている。
銀行からの購入が難しいためだと、世界最大の資産運用会社ブラックロックが指摘した。
同社でアジア太平洋地域の資本市場などを担当する責任者のショーン・カニンガム氏はインタビューで、
「銀行は規模の大きい機関投資家のためにバランスシートを活用している」と指摘。「手数料の支払額が大きくないプライベートバンクなど
比較的小規模な投資家は、銀行からの債券購入が一段と難しくなっていると認識している」と語った。
カニンガム氏によれば、債券ETFを購入するアジア太平洋地域の機関投資家と非機関投資家の割合が今年初めて50対50になったことを
ブラックロックは確認。過去3年は機関投資家が70%、残り30%は非機関投資家という傾向が続いていた。