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ノーベル平和賞授賞式 核保有の米英仏大使出席せず
12月1日 7時19分
今月、ノルウェーで行われるノーベル平和賞の授賞式に核保有国のアメリカ、イギリス、フランスの大使が出席しないことがわかり、
核兵器の開発や保有などを法的に禁止する条約を推進してきた「ICAN」(アイキャン)=「核兵器廃絶国際キャンペーン」の受賞に抗議する姿勢を示すものと見られています。
ことしのノーベル平和賞の授賞式は、今月10日、ノルウェーの首都オスロで行われ、核兵器廃絶を目指して7月に採択された核兵器禁止条約を推進してきたICANが受賞します。
授賞式には例年、ノルウェーに駐在する各国の大使が招待され、ほとんどが出席してきましたが、ことしは、核保有国のアメリカ、イギリス、そしてフランスの大使は出席せず、代理を立てることがアメリカ国務省やイギリス外務省への取材でわかりました。
アメリカ国務省の当局者は、3か国で協議してこの対応を決めたとしたうえで、「条約は、核抑止力を必要とする現在の安全保障上の課題を無視している」として従来の立場を強調し、ICANの受賞に対する抗議の姿勢を示しています。
一方、アメリカの核の傘のもとにある日本は条約には反対してきましたが、授賞式にはノルウェー駐在の大使が出席するということです。
3か国の大使が出席しないことについて、ICANのフィン事務局長は「がっかりだが、私たちの活動と核兵器禁止条約に影響力があることの証しだ」とツイッターに投稿しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171201/k10011242361000.html