[ワシントン 13日 ロイター]
メラニア・トランプ米大統領夫人は13日、ミラ・リカーデル大統領次席補佐官(国家安全保障担当)を解任すべきとの見解を表明した。
ホワイトハウスの内情に通じた関係者2人によると、夫人にとって初の単独外遊となった10月のアフリカ訪問の手配方法が理由という。
ホワイトハウス関係者によると、大統領はリカーデル次席補佐官の解任を検討しているが、13日午後の時点で同氏はまだホワイトハウスの執務室にいる。
これまでにも歴代の大統領夫人が大統領の公務に圧力を掛けることはあったが、人事について公に声明を出すことは異例。
大統領夫人オフィスの報道官は、リカーデル氏は「ホワイトハウスで執務する栄誉にもはやふさわしくない」とする声明を発表。解任を求める理由は公表しなかった。
しかし複数の関係者は、解任要求はメラニア夫人のアフリカ訪問に関係していると指摘。夫人はアフリカ訪問の手配が「うまく行かなかった」ことに不満を抱いているという。
この件を巡り、国家安全保障会議(NSC)とホワイトハウスのサンダース報道官はコメントを出していない。リカーデル氏からのコメントも得られていない。
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