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ユヅと佳子さまが、結婚するしかないと思う。
そう言ったのは、私の信頼する皇室ウォッチャーだ。豊富な皇室報道の経験を踏まえ、独自の視点で皇室をとらえる。だから彼女の指摘は、いつも示唆に富んでいる。
言うまでもなく、ユヅとは羽生結弦さんだ。ソチ、平昌と冬季オリンピック二大会連続で金メダルを獲得したフィギュアスケート選手。
そして。
佳子さまがフィギュアスケーターなことは、つとに有名だ。
水色のコスチュームで可愛らしく滑る幼い佳子さまをご記憶の方も多いと思うが、実は佳子さまは、学習院初等科2年生のときに自らの意思で始められて以来、長くフィギュアをお続けになっていた。
数々の大会でも大変な成績を残している。20歳を迎えるにあたって臨まれた記者会見で、「高校の終わりまでフィギュアスケートを続けておりました」と明かされている。
だから、結婚するしかない。そう、彼女は力説する。
■佳子さまのことなら明るく楽しく考えられる
ユヅ、1994年12月7日生まれ。佳子さま、同じ年の12月29日生まれ。こんなにお誕生日が近いのも、きっと何かの運命だ、と。
しかもユヅは国民栄誉賞を史上最年少で受賞したとき、記念品を辞退したのを知っているか、と。
2018年7月の表彰式では「みなさまとともに取れた賞という気持ちがあり、僕個人の気持ちを出したくないなと。
そういった意味で記念品は辞退させていただいた」と説明した。仙台藩ゆかりの「仙台平」の羽織はかま姿で表彰式に臨み、受賞の挨拶では東日本大震災に触れ「被災地の方々の力になれば」と語っている。
あの日のユヅを見ていれば、「皇室」とどんなに相性のよい人かは火を見るよりも明らか。だから二人はうまくいく。そう語る彼女の気持ちは、よくわかった。
ユヅと佳子さまがうまくいくかどうかより、そういう話をしていたい気持ちがよくわかった。
皇室のことを考えていると、どうも重たい気持ちになってくる。その点、佳子さまのことは明るく楽しく考えられる。だからつい、「ユヅと」などと勝手な妄想までしたくなってくる……。
■「眞子さまのご結婚延期で悩むのに疲れた」
こういう気持ち、彼女と私だけが感じているのではない。コラムニストの辛酸なめ子さんのある発言を目にし、そう確信した。
辛酸さんは1974年生まれ。自他ともに認める皇室ファンで、毎年必ず新年の一般参賀に行っている。
2018年5月、「平成最後のゴールデンウィーク」ということで開かれた「私家版平成皇室10大ニュース座談会」(「文春オンライン」)に参加し、眞子さまの結婚延期についてこう語った。
〈私、このあと2年間も悩み続けるのが本当につらいので、日本を出て行ったほうがいいのでは、と思っていました〉
〈(眞子さまが出ていくのではなく)私自身が「眞子さまのご結婚延期」や「皇室の将来」で思い悩むことに疲れてしまったので……。どこか遠い所に行きたくなっています。〉
■週刊誌報道に釘を刺した佳子さまの言葉
だが佳子さまを語るとき、辛酸さんは一転、とても明るい。
〈天皇家のやんごとなきカリスマパワーと美智子様のファッションセンス、紀子様のスマイル……全ての優性遺伝子を兼ね備えた存在であらせられる佳子様。(略)まさにインペリアルアイドルです。〉
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/16058058/