侮辱罪厳罰化、衆院で審議入り 「拘禁刑」への一本化も
社会問題化するインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷の抑止を目指す「侮辱罪」の厳罰化、時代の変化に伴う懲役刑・禁錮刑の「拘禁刑」への一本化を
盛り込んだ刑法などの関連法改正案が21日、衆院本会議で趣旨説明と質疑が行われ、審議入りした。
刑法に設けられた侮辱罪の現行法定刑は「拘留または科料」。改正案はこれを「1年以下の懲役もしくは禁錮、30万円以下の罰金、または拘留もしくは科料」に引き上げる。
ネットで中傷を受けたプロレスラー木村花さん=当時(22)=が自ら命を絶った問題を契機に厳罰化の動きが進んだ。
懲役刑と禁錮刑はそれぞれ廃止し、受刑者の特性に応じて作業と指導を組み合わせた処遇を可能にする「拘禁刑」を新設する。
1907年の刑法制定以来初めて、刑の種類・名称を変更する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7f26dbf8b1c960d5a8a3dc2e9820f417533a29e