000147の素敵な(やわらか銀行)@無断転載は禁止 ©2ch.net (ワッチョイW 07c8-UO2g)2017/04/16(日) 13:12:42.21 ID:XHbH50U40
「Thinkstock」より
ビジネスジャーナル 2017.04.09
http://biz-journal.jp/2017/04/post_18639.html
地下アイドルグループ・カタモミ女子に所属する「りあちゃん」を熱烈に応援する中年男性きよちゃんと、
カタモミ女子からの卒業を決意するりあちゃん――。
2015年に放送されたドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション 中年純情物語〜地下アイドルに恋して〜』(フジテレビ系)は、
そんな両者をはじめとした、地下アイドルとそのファンたちの悲哀をまざまざと映し出し、視聴者に大きなインパクトを与えた。
その反響の大きさからか今年4月2日、その続編である『ザ・ノンフィクション その後の中年純情物語』が放送され、またも話題を呼んでいる。
番組は、カタモミ女子を辞めた後の、りあちゃんの哀愁漂う姿から始まった。
本人曰く、カタモミ女子の時に、いかにいろんなものから守られていたかを痛感し、ソロとなったことで現実を思い知ったという。
彼女を観に来るファンがきよちゃん1人という時もあるそうで、順風満帆とはいいがたい状況である。
そもそも前回の放送時、なぜカタモミ女子を辞める決断をしたのかについて、りあちゃんは言葉にしておらず、
今回も触れていなかった。せっかく続編をつくったのなら、そこにも踏み込んでほしかった。
りあちゃんは、地下アイドル活動を続ける動機として、「(辞めたら)私のために時間や気持ちやいろんなものを使ってくれた人を沈めてしまうことになるから」「全部無駄にしちゃうことになるから」「それが申し訳ない」と語る。
しかし、活動を続けることによって、りあちゃんもファン(きよちゃん)も、さらに貴重な時間を無駄にして、お互い「沈んで」しまう可能性もあるのではないだろうか。
実際に、前回放送のラストでは、地下アイドルの応援を辞めたように描かれていたきよちゃんだが、
現在もソロのりあちゃんをますます熱烈に応援している。
応援のかたわら、夜遅くまで(自主的に)りあちゃんの物販に協力して品物をつくる。
地下アイドルの応援は、ゴルフやボクシングなど、いくつかある趣味のうちのひとつだったはずだが、明らかに比率が上がっている。
「(いつかはりあちゃんが地下アイドルを辞める)時期は来るとは思いますが、本人ががんばっているうちは、応援して見ていてあげたい」。
きよちゃんの時間は、ほとんどりあちゃんのためにあるのだという。
やはり、2人ともドツボにハマっている感がしてならない。
前回と同じような発言をしているきよちゃんに対し、ナレーションは「55歳の心に秘めた純情。
いつまでも持ち続けてください」と語りかけ、番組は終了する。
「いつまでも持ち続けて」などと言うのは、
少し無責任なのではないかとも思うが、放送の反響を受けて、きよちゃんとりあちゃんを追い続け、続編をつくった番組側からすれば、
もしかしたら、さらなる続編を狙って現在も2人を追いかけているかもしれない。そうであれば、無責任であっても「いつまでも持ち続けて」くれと願うのは本心だろう。
それにしても、前回の放送が話題になったのなら、
それを契機に多少なりともりあちゃんのファンが増えてもいいはずなのに、
まったくそんな様子はない。地下アイドルはつくづく報われない世界である。
(文=東條晋平)
ビジネスジャーナル 2017.04.09
http://biz-journal.jp/2017/04/post_18639.html
地下アイドルグループ・カタモミ女子に所属する「りあちゃん」を熱烈に応援する中年男性きよちゃんと、
カタモミ女子からの卒業を決意するりあちゃん――。
2015年に放送されたドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション 中年純情物語〜地下アイドルに恋して〜』(フジテレビ系)は、
そんな両者をはじめとした、地下アイドルとそのファンたちの悲哀をまざまざと映し出し、視聴者に大きなインパクトを与えた。
その反響の大きさからか今年4月2日、その続編である『ザ・ノンフィクション その後の中年純情物語』が放送され、またも話題を呼んでいる。
番組は、カタモミ女子を辞めた後の、りあちゃんの哀愁漂う姿から始まった。
本人曰く、カタモミ女子の時に、いかにいろんなものから守られていたかを痛感し、ソロとなったことで現実を思い知ったという。
彼女を観に来るファンがきよちゃん1人という時もあるそうで、順風満帆とはいいがたい状況である。
そもそも前回の放送時、なぜカタモミ女子を辞める決断をしたのかについて、りあちゃんは言葉にしておらず、
今回も触れていなかった。せっかく続編をつくったのなら、そこにも踏み込んでほしかった。
りあちゃんは、地下アイドル活動を続ける動機として、「(辞めたら)私のために時間や気持ちやいろんなものを使ってくれた人を沈めてしまうことになるから」「全部無駄にしちゃうことになるから」「それが申し訳ない」と語る。
しかし、活動を続けることによって、りあちゃんもファン(きよちゃん)も、さらに貴重な時間を無駄にして、お互い「沈んで」しまう可能性もあるのではないだろうか。
実際に、前回放送のラストでは、地下アイドルの応援を辞めたように描かれていたきよちゃんだが、
現在もソロのりあちゃんをますます熱烈に応援している。
応援のかたわら、夜遅くまで(自主的に)りあちゃんの物販に協力して品物をつくる。
地下アイドルの応援は、ゴルフやボクシングなど、いくつかある趣味のうちのひとつだったはずだが、明らかに比率が上がっている。
「(いつかはりあちゃんが地下アイドルを辞める)時期は来るとは思いますが、本人ががんばっているうちは、応援して見ていてあげたい」。
きよちゃんの時間は、ほとんどりあちゃんのためにあるのだという。
やはり、2人ともドツボにハマっている感がしてならない。
前回と同じような発言をしているきよちゃんに対し、ナレーションは「55歳の心に秘めた純情。
いつまでも持ち続けてください」と語りかけ、番組は終了する。
「いつまでも持ち続けて」などと言うのは、
少し無責任なのではないかとも思うが、放送の反響を受けて、きよちゃんとりあちゃんを追い続け、続編をつくった番組側からすれば、
もしかしたら、さらなる続編を狙って現在も2人を追いかけているかもしれない。そうであれば、無責任であっても「いつまでも持ち続けて」くれと願うのは本心だろう。
それにしても、前回の放送が話題になったのなら、
それを契機に多少なりともりあちゃんのファンが増えてもいいはずなのに、
まったくそんな様子はない。地下アイドルはつくづく報われない世界である。
(文=東條晋平)