りそな銀行、住信SBIネット銀行、スルガ銀行の3行は、仮想通貨の技術を応用して、これまでより安い手数料でいつでも即時に送金できるサービスをことし秋をめどに始めることになりました。
発表によりますと、りそな銀行、住信SBIネット銀行、静岡県のスルガ銀行は、3行の利用者どうしがスマートフォンのアプリを使った送金サービスをことし秋をめどに始めます。
このサービスでは、インターネット上の仮想通貨に使われる「ブロックチェーン」と呼ばれる技術を応用。これまでの送金より手数料が安く、休日や夜間を含めていつでも即時に送金できるとしています。
また、
・相手の口座番号の代わりに携帯電話の番号の入力での送金
・飲食店で割り勘をする場合などは相手のスマートフォンに表示されたQRコードを読み込んでの送金ができます。
このサービスは、3行を含む国内61の金融機関が共同開発したもので、今後、参加する金融機関を増やして、海外への送金にも対応する計画です。
りそな銀行の鳥居高行常務執行役員は「IT企業が金融の分野に参入してくる中、金融機関自身が新しい技術を生かして、より便利で安心なサービスにつなげたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180307/k10011354441000.html