5月31日の米株式相場は反落した。
ダウ工業株30種平均は前日比251ドル94セント(1.0%)安の2万4415ドル84セントで終えた。
トランプ米政権が欧州連合(EU)やカナダ、
メキシコから輸入する鉄鋼とアルミニウムへの関税を発動すると31日発表した。
米国の保護主義的な通商政策が世界経済に悪影響を及ぼすとの懸念が強まり、
幅広い銘柄に売りが広がった。
米政権は関税の適用を一時的に猶予してきたEUやカナダ、
メキシコに対して6月1日から鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を上乗せする。
発表を受けカナダやEUなどが米国への報復関税や対抗姿勢を示した。
貿易摩擦が激化するとの警戒感から、
海外で事業を展開する日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や建機のキャタピラー、
航空機のボーイングなどが売られた。
投資家心理の悪化を受けて安全資産とされる米国債には資金が流入した。
米長期金利が低下し、利ざやが縮小するとの思惑から
ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどの金融株が売られたのも相場の重荷だった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は前日比8.638ポイント(0.1%)安の6967.729で終えた。
欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が
米グーグル系の自動運転技術開発会社のウェイモとの提携拡大を発表し、
アルファベット(グーグル)が買われ指数を下支えした。
四半期決算が市場予想に届かなかった1ドルショップのダラー・ツリーとダラー・ゼネラルがともに大幅に下落。
アナリストによる投資判断の引き下げを受け半導体大手のマイクロン・テクノロジーにも売りが膨らんだ。
一方、ゼネラル・モーターズ(GM)が大幅高。
自動運転を手掛けるグループ会社がソフトバンク・ビジョン・ファンドから出資を受けると発表した。
EUなどへの鉄鋼関税発動の発表を受けて、USスチールには買いが優勢だった。
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASB7IAA05_R00C18A6000000/
ダウ工業株30種平均は前日比251ドル94セント(1.0%)安の2万4415ドル84セントで終えた。
トランプ米政権が欧州連合(EU)やカナダ、
メキシコから輸入する鉄鋼とアルミニウムへの関税を発動すると31日発表した。
米国の保護主義的な通商政策が世界経済に悪影響を及ぼすとの懸念が強まり、
幅広い銘柄に売りが広がった。
米政権は関税の適用を一時的に猶予してきたEUやカナダ、
メキシコに対して6月1日から鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を上乗せする。
発表を受けカナダやEUなどが米国への報復関税や対抗姿勢を示した。
貿易摩擦が激化するとの警戒感から、
海外で事業を展開する日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や建機のキャタピラー、
航空機のボーイングなどが売られた。
投資家心理の悪化を受けて安全資産とされる米国債には資金が流入した。
米長期金利が低下し、利ざやが縮小するとの思惑から
ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどの金融株が売られたのも相場の重荷だった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は前日比8.638ポイント(0.1%)安の6967.729で終えた。
欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が
米グーグル系の自動運転技術開発会社のウェイモとの提携拡大を発表し、
アルファベット(グーグル)が買われ指数を下支えした。
四半期決算が市場予想に届かなかった1ドルショップのダラー・ツリーとダラー・ゼネラルがともに大幅に下落。
アナリストによる投資判断の引き下げを受け半導体大手のマイクロン・テクノロジーにも売りが膨らんだ。
一方、ゼネラル・モーターズ(GM)が大幅高。
自動運転を手掛けるグループ会社がソフトバンク・ビジョン・ファンドから出資を受けると発表した。
EUなどへの鉄鋼関税発動の発表を受けて、USスチールには買いが優勢だった。
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASB7IAA05_R00C18A6000000/