【シリコンバレー=佐藤浩実】米インテルは26日、2018年12月期の売上高見通しを従来予想を3%上回る695億ドル(約7兆7310億円)に引き上げた。データセンター向けの高性能品の需要が伸びているほか、パソコン向けも堅調に推移。上方修正は4月に続く2度目で、ボブ・スワン最高財務責任者(CFO)は「売り上げの伸びが営業利益も押し上げる」と説明した。
インテル本社のロゴ
同日発表した4〜6月期の売上高は前年同期比15%増の169億6200万ドル、純利益は78%増の50億600万ドルだった。売上高の内訳はパソコン向けが6%増の87億2800万ドル。4〜6月期に世界のパソコン出荷台数が6年ぶりにプラスに転じたことが追い風となった。データセンター向けは27%増の55億4900万ドルで、「大規模なデータセンターを運営する顧客は高性能品を求めるため、平均単価が上がっている」(スワン氏)という。
ただ、データセンター向けの売上高は市場の事前予想に届かなかった。そのため、インテルの株価は26日の時間外取引で一時4%超下落。回路線幅が10ナノ(ナノは10億分の1)メートルのチップの量産開始予定が19年後半に遅れていることや、新たな最高経営責任者(CEO)の選定時期についてスワン氏が「タイムテーブルは設けていない」と話したことも嫌気された。
インテルでは6月下旬に、CEOだったブライアン・クルザニッチ氏が過去の従業員との交際が社内規範に違反していたとして突如辞職することになった。現在はスワン氏が暫定的にCEO職を兼ねている。
(スレ立て依頼から)
2018/7/27 7:58
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33476000X20C18A7000000/
インテル本社のロゴ
同日発表した4〜6月期の売上高は前年同期比15%増の169億6200万ドル、純利益は78%増の50億600万ドルだった。売上高の内訳はパソコン向けが6%増の87億2800万ドル。4〜6月期に世界のパソコン出荷台数が6年ぶりにプラスに転じたことが追い風となった。データセンター向けは27%増の55億4900万ドルで、「大規模なデータセンターを運営する顧客は高性能品を求めるため、平均単価が上がっている」(スワン氏)という。
ただ、データセンター向けの売上高は市場の事前予想に届かなかった。そのため、インテルの株価は26日の時間外取引で一時4%超下落。回路線幅が10ナノ(ナノは10億分の1)メートルのチップの量産開始予定が19年後半に遅れていることや、新たな最高経営責任者(CEO)の選定時期についてスワン氏が「タイムテーブルは設けていない」と話したことも嫌気された。
インテルでは6月下旬に、CEOだったブライアン・クルザニッチ氏が過去の従業員との交際が社内規範に違反していたとして突如辞職することになった。現在はスワン氏が暫定的にCEO職を兼ねている。
(スレ立て依頼から)
2018/7/27 7:58
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33476000X20C18A7000000/