https://mainichi.jp/articles/20200317/k00/00m/040/318000c
会員限定有料記事 毎日新聞2020年3月17日 22時29分(最終更新 3月17日 22時29分)
取材に応じる保護者(画像の一部を加工しています)
兵庫県尼崎市立尼崎高の水泳部で2017年、当時高校1年の女子生徒(18)がいじめ被害を訴えて不登校になり、保護者が「重大事態に当たるので調べてほしい」と学校に申告したのに、市教育委員会と学校が調査せず2年以上放置していたことが17日、市教委や関係者への取材で分かった。生徒は既に退学した。
市教委は今月、保護者に謝罪。いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」とみて、近く専門家を含めた調査委員会を設置する方針。市教委の担当者は「重大事態が発生したのは事実。今後は事実関係を明らかにする」と話している。
関係者によると、元生徒は17年夏ごろから複数の女子部員から仲間外れにされ、悪口を言われるようになった。顧問らに仲裁を求めたが部員同士で解決するよう促されたという。
状況は改善せず、同年11月から不登校に。その後も顧問による電話や自宅への訪問が続き、苦痛に感じてめまいや頭痛などの症状が悪化。起立性調節障害と診断され…
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取材に応じる保護者(画像の一部を加工しています)
兵庫県尼崎市立尼崎高の水泳部で2017年、当時高校1年の女子生徒(18)がいじめ被害を訴えて不登校になり、保護者が「重大事態に当たるので調べてほしい」と学校に申告したのに、市教育委員会と学校が調査せず2年以上放置していたことが17日、市教委や関係者への取材で分かった。生徒は既に退学した。
市教委は今月、保護者に謝罪。いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」とみて、近く専門家を含めた調査委員会を設置する方針。市教委の担当者は「重大事態が発生したのは事実。今後は事実関係を明らかにする」と話している。
関係者によると、元生徒は17年夏ごろから複数の女子部員から仲間外れにされ、悪口を言われるようになった。顧問らに仲裁を求めたが部員同士で解決するよう促されたという。
状況は改善せず、同年11月から不登校に。その後も顧問による電話や自宅への訪問が続き、苦痛に感じてめまいや頭痛などの症状が悪化。起立性調節障害と診断され…
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