──ひとりでも遊べますか、と尋ねるお客さんがいると思いますが、どんな返答をなさいますか?
吉田 ある程度はひとりで遊べますと答えます。ただ、パーティを組まなければクリアできないシナリオもあります。
ですがそれは、システムが勝手にプレイヤーをパーティにする仕組みがあるので、気にせずにいていいですよと。
それでもパーティに抵抗のある方は、コンテンツファインダーでマッチングしたキャラクターはほとんどNPCだと思ってください。
「こんにちは」、「よろしく」、「おつかれさまでした」程度の最低限の基本的な挨拶をすればいいし、それを狙っていたので。
パーティを嫌っていた人たちからしてみれば本当に楽だと思いますよ。
あの気楽さだからこそファインダーを使って、そこで「パーティプレイはおもしろい」って思っていただければと。それを感じる手前で脱落してしまう人々がいるわけで。
でも、なかにはおしゃべりな人との出会いもあるんですよ。
たまたまその日はおしゃべりな人に会って、最初は面倒だと思ったかもしれないけど、怖い人ではないなと感じる。その人がつぎにマッチングしたところで自分から声をかける。
いちばん最初に「よろしくお願いします」と言うかもしれない。そこで初めてだった人が挨拶をする。
そうやって、皆がちょっとずつオンラインゲームでのコミュニケーション能力が上がっていく。
だからこそ、目的リストに書いてある、ダンジョンの中ですらいちばん最初は会話なんてなくていいんです。
あれはパーティプレイではない、ソロですと。それくらい気楽にしたつもりです。
──大切なのは機会があるということですね。
吉田 以前のインタビューでもずっとお話をしてきましたが、コンテンツファインダーはソロの延長でしかないと。でもあれがあるからこそ、毎日ログインしようという人がたくさんいると思うので。
ひとりでクリアできないんですかと言われたら、「ひとりではできません。
でもほぼひとりでできます」と答えます。まずは試してみてください、ゲームもお求めやすい価格なので、という言いかたをします。
https://s.famitsu.com/news/201308/27039043.html