軽症者 施設への受け入れ始まる04月14日 06時05分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20200414/8010008000.html 高知県内で新型コロナウイルスの感染者が相次いで確認される中、13日から症状が軽い人や無症状の人の受け入れが宿泊施設で始まり、運用に先立って浜田知事が施設を視察しました。
高知県では、新型コロナウイルスへの感染が確認された人が、すでに退院した17人を含めてこれまでに60人に上っていて、患者を受け入れる体制の拡充が喫緊の課題となっています。
こうした中、13日から、感染症指定医療機関の1つである高知医療センターに隣接し、センターが運営する宿泊施設「やまもも」で、症状が軽い人や症状がない人の受け入れが始まりました。
施設の運用に先立って浜田知事が視察に訪れ、県の職員から、ベッドが2つ備えられた部屋が16室あることや看護師が24時間体制で常駐することなどの説明を受けていました。
施設では、患者と職員などが過ごすスペースをラインで隔てる「ゾーニング」の措置が取られていました。
浜田知事は、施設の視察を前に高知医療センターを訪れて、医療の最前線で看護などにあたっている医療従事者を激励したことを明らかにしました。
そのうえで、浜田知事は「さまざまな機関の協力に感謝申し上げるとともに、県としてこれで十分という認識はなく、さらなる施設の拡充のために関係機関と調整を進めたい」と話していました。
県によりますと、13日午後、高知医療センターから軽症者3人が施設に移ったということです。