百戦錬磨の名伯楽はなぜ、事実上の更迭の憂き目に遭ったのか。その舞台裏を他でもないマッドン自身が告白した。現地時間10月6日に米スポーツ専門誌『Sports Illustrated』で一部が公開された自著で、ミナシアンGMとの関係が原因のひとつであると言及した。
事の発端は、5月9日(現地)のタンパベイ・レイズ戦だ。この日はエンジェルス打線が大谷翔平のグランドスラムなどで11対3と大幅リード。ダグアウトもいつも以上に活気に満ちていた。しかし、そこにミナシアンGMが介入。試合中にもかかわらず、ベンチにいるマッドンに電話で、主砲マイク・トラウトの交代を指示したのだという。
GMの介入はマッドンにとって「神聖なる掟を破る行為」だった。その後、両者は口論に発展。68歳の指揮官はミナシアンに対して「いいか! 二度とダグアウトに電話してくるなっ!」と激怒すると、“衝突”から26日後に解任された。
解任当時のエンジェルスは12連敗中。まさに苦難の時を迎えていたため、ミナシアンGMは「流れを変えないといけない」と涙ながらに理由を語っていた。しかし、同誌の記事内でマッドンは、次のように意見している。
「監督を解雇する唯一の理由は、監督と選手の間に完全な壁があるか、もしくは監督とGMかオーナーの間に哲学的な食い違いがある場合だけだ。ペリーとは哲学の違いがあったんだ。それは認めざるを得ない。ただ決してパーソナルな問題ではない。あくまでビジネス的な話だ」
なお、マッドンの一連の“リーク”についてミナシアンGMも反応。6日の総括会見の場で、「彼は本を売ろうとしているだけだ。詳細なことは話さない」と意に介さず、真相は明らかにしなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/53056e2d16d0c7a6a8b50836b00feeee7ad05f66
事の発端は、5月9日(現地)のタンパベイ・レイズ戦だ。この日はエンジェルス打線が大谷翔平のグランドスラムなどで11対3と大幅リード。ダグアウトもいつも以上に活気に満ちていた。しかし、そこにミナシアンGMが介入。試合中にもかかわらず、ベンチにいるマッドンに電話で、主砲マイク・トラウトの交代を指示したのだという。
GMの介入はマッドンにとって「神聖なる掟を破る行為」だった。その後、両者は口論に発展。68歳の指揮官はミナシアンに対して「いいか! 二度とダグアウトに電話してくるなっ!」と激怒すると、“衝突”から26日後に解任された。
解任当時のエンジェルスは12連敗中。まさに苦難の時を迎えていたため、ミナシアンGMは「流れを変えないといけない」と涙ながらに理由を語っていた。しかし、同誌の記事内でマッドンは、次のように意見している。
「監督を解雇する唯一の理由は、監督と選手の間に完全な壁があるか、もしくは監督とGMかオーナーの間に哲学的な食い違いがある場合だけだ。ペリーとは哲学の違いがあったんだ。それは認めざるを得ない。ただ決してパーソナルな問題ではない。あくまでビジネス的な話だ」
なお、マッドンの一連の“リーク”についてミナシアンGMも反応。6日の総括会見の場で、「彼は本を売ろうとしているだけだ。詳細なことは話さない」と意に介さず、真相は明らかにしなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/53056e2d16d0c7a6a8b50836b00feeee7ad05f66