NPOニュースのタネは、今月21日に投開票が行われる参議院選挙について各党党首の発言や報道、ネット情報などについてファクトチェックを行っている。この中で日本維新の会の松井一郎代表の
「大阪では増税なしに教育の無償化を実現した」は、実際には大阪の複数の自治体で幼児教育の無償化は行われておらず、
事実と異なる点が有ることがわかった。ファクトチェックの評価=レーティングは「不正確」とした。(立岩陽一郎)
大阪府下の全ての自治体で松井代表が発言するような状況になっているのだろうか?調べてみた。
先ず、高校の無償化だ。大阪府に問い合わせたところ
公立高校は国の政策であり、2010年度に当時の民主党政権が実施した制度がその始まりだった
松井代表は大阪市の市長だ。ところが、その大阪市では、幼稚園と保育園とで対応が違った。保育園については半額負担となっていた。堺市では、幼稚園、保育園ともに、第二子以降については無償化を実施しているが、
第一子、つまり最初の子供については無償化は実施していなかった。
他の市を見ると、特別に無償化を行っていない市は確認できただけで12市にのぼった。
限定的に無償化を実施している市もあった
基本的に無償化をしていないものも
松井代表の発言は、あたかも大阪全体が教育の無償化を実現しているかのような印象を与えるものとなっている。
しかしファクトチェックの結果から見て松井代表の発言には事実と異なる部分が見られ、「不正確」と指摘せざるを得ない。
これについてNPOニュースのタネは日本維新の会にコメントを求めたが、期日とした7月12日18時を過ぎてもコメントは届いていない
https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20190716-00133939/
「大阪では増税なしに教育の無償化を実現した」は、実際には大阪の複数の自治体で幼児教育の無償化は行われておらず、
事実と異なる点が有ることがわかった。ファクトチェックの評価=レーティングは「不正確」とした。(立岩陽一郎)
大阪府下の全ての自治体で松井代表が発言するような状況になっているのだろうか?調べてみた。
先ず、高校の無償化だ。大阪府に問い合わせたところ
公立高校は国の政策であり、2010年度に当時の民主党政権が実施した制度がその始まりだった
松井代表は大阪市の市長だ。ところが、その大阪市では、幼稚園と保育園とで対応が違った。保育園については半額負担となっていた。堺市では、幼稚園、保育園ともに、第二子以降については無償化を実施しているが、
第一子、つまり最初の子供については無償化は実施していなかった。
他の市を見ると、特別に無償化を行っていない市は確認できただけで12市にのぼった。
限定的に無償化を実施している市もあった
基本的に無償化をしていないものも
松井代表の発言は、あたかも大阪全体が教育の無償化を実現しているかのような印象を与えるものとなっている。
しかしファクトチェックの結果から見て松井代表の発言には事実と異なる部分が見られ、「不正確」と指摘せざるを得ない。
これについてNPOニュースのタネは日本維新の会にコメントを求めたが、期日とした7月12日18時を過ぎてもコメントは届いていない
https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20190716-00133939/