曜「は?」
梨子「いや、そんなこと一言も言ってないんですけど」
曜「いやいやいや」
梨子「いやいやいやいやいやいや」
曜「だって、閉校祭のときも私達のこと影で見守っててくれたじゃん」
梨子「それはそれ、これはこれでしょ」
曜「は?」
梨子「は?」
曜「いやいやいや」
梨子「いやいやいやいやいやいや」
曜「第一、梨子ちゃん今は善子ちゃんにお熱じゃん」
梨子「え?」
曜「え?」
梨子「善子ちゃんとはそんなんじゃないし。ただの友達でしかないって」
曜「リトルデーモンがどうだの、リリーがどうだのっていってるじゃん」
梨子「あれは陰キャ同士特有のノリ」
曜「い、いんきゃ…?ってなに?」
梨子「曜ちゃんとは全く違う世界に住む種族の名前だよ」
梨子「だったら聞くけど、曜ちゃん私に『だーーーーーーいすき!』って言ったわよね」
梨子「あれはなんだったの?」
曜「あれは友達として好きって意味だけど」
梨子「そうよね、それといっしょ」
梨子「私と曜ちゃんがお互いどれだけ好きあっていてもそれは友達同士のそそれでしかない
梨子「それは私と善子ちゃんでも同じこと」
曜「なるほど」
曜「そっかー…梨子ちゃんは千歌ちゃんが好きなのかー」グデー
梨子「ええ」
曜「…」
曜「でも、私の方が好きだから」
梨子「いや、私のほうが十千万倍好きだから。転校して来たときからずっと好きだから」
曜「は、そんなこと言ったら、私なんか十年以上ずっと好きだから」
梨子「私だって十年で培った重っ苦しい愛よりも重い愛を注げるくらいに好きだから」
曜「善子ちゃんに浮気してるくせによく言うよ」
梨子「だから違うって言ってるでしょ。曜ちゃんだって誰彼構わず『大好き大好き』言うタラシのくせに」
曜「そんなこと!…ない…あれ?」
梨子「ほらみなさいタラシ、本命にはヘタレヨーソローのくせに!」
曜「そ、そ、そんなことないよ!」
梨子「じゃあ言ってみなさいよ。本人の前で『だーーーーーーいすき!』って」
曜「だ、だぁ?い、いぃ、言えるわけないでしょ!」
曜「梨子ちゃんこそ、正面切ってそんなこと言えるの!!?」
梨子「私はちゃんと『大好きだよ』って言ったことあります〜〜」
曜「ぐぬぬ…」
梨子「なんなら今からでも言うよ?大好き!大好き!って」
曜「私だって言えるもん!だ、だ、」
梨子「全く言えてないじゃない」
ようりこ大好き
最後はハッピーになるのわかるから大好き
||||||||||||||
千歌「みっかんみっかんみ・か・ん!」
千歌「あれ?部室に誰かいる…んーーーー梨子ちゃんと曜ちゃんだ」
「私の方が好きだから!」
千歌「!!?」
千歌「よ、曜ちゃんって好きな人いたんだ…」
千歌「…」キョロキョロ
千歌「ちょっとくらい聞き耳立ててもバチは当たらないよね?」
甘々ようりこもギスギスようりこもドロドロようりこも大好きです
千歌(よし…そーっとドアに耳を当てて…)
「善子ちゃんに浮気してたくせによく言うよ」
「だから違うって言ってるでしょ」
「曜ちゃんだって誰彼構わず『大好き大好き』言うタラシのくせに」
千歌「あれ…もしかしてこれって」
「ほらみなさいタラシ、本命にはヘタレヨーソローのくせに!」
「そ、そ、そんなことないよ!」
「じゃあ言ってみなさいよ。本人の前で『だーーーーーーいすき!』って」
千歌「痴話喧嘩……?」
千歌「え、えぇ…曜ちゃんと梨子ちゃんって付き合ってたの…?」
「なにしてんの?そんなとこで」
千歌「ひゃぁ!!?」ビクッ
千歌「な、なんだ。善子ちゃんかぁ、びっくりさせないでよ」
善子「話しかけただけじゃない…それより、部室入りたいんだけど」
千歌「だ、ダメ!ぶ、部室は今はダメ!!」
善子「はぁ?どうして?」
千歌「ダメなものはダメなの!」
千歌「ほら、教室に戻るよ!」グイグイ
善子「ちょ、ちょっと押さないでよ!」
善子「はあ!!?リリーと曜が付き合ってる!?」
千歌「しーっ声が大きいっ…!」
善子「いやいや、そんなわけないでしょ」
千歌「いーやっ千歌はこの目でしかと見たね。二人が痴話喧嘩している様子を」
善子「勘違いじゃないの?」
千歌「そう思うなら善子ちゃんも聞いて来なよ!二人の会話を!!」
善子「勘違いに100億堕天マルク」
千歌「あっ今のはレンテンマルクと」
善子「説明しなくていいから」
|||||||||||||
曜「はぁはぁ…この話はもう疲れたよ…」
梨子「そうね、私も…つまらない言い争いはやめよっか…」
曜「ちょっと休憩しようか…」グダー
梨子「うん…」
曜「ふわぁぁ」
梨子「あ、曜ちゃん、前髪に糸くずついてる」
曜「えー優しい優しい梨子ちゃんが取ってくれることを信じてる」
梨子「もう…」ハア
梨子「…」ゴソッ
梨子「はい取れた」
曜「ありがとー大好き」
梨子「大好きの価値が下がるからやめなさい」
|||||||||
善子「全く、リリーと曜が付き合ってるなんて、絶対にないわよ」
善子「えーと、部室には…リリーと曜だけね」
(ちょっと休憩しようか…)
(うん…)
(ふわぁぁ)
善子「うーん、声聞こえないし、何話してるか全く分からないわね」
注:()の中の会話は善子ちゃんに聞こえていません
(あ、曜ちゃん、髪に糸くずついてる)
(えー優しい優しい梨子ちゃんが取ってくれることを信じてる)
(もう…)
善子「まあでも、普通に会話しているようにしか見えな、い…し」
善子「…え?」
善子(梨子が曜の顔覗き込んで顔を近づけた…)
善子(梨子の頭で隠れてよく見えなかったけど…これって)
善子「キス…よね、」
善子「ええええええ!!!?」
ガラララ…
善子「…」トボトボ
千歌「どうだった!!?」
善子「…てた」
千歌「え?なんて?」
善子「リリーと曜が部室でキスしてた…」
千歌「ほらああああああ、千歌の言った通りじゃん!!ってえぇ!?キス!?」
善子「もうなんで部室でイチャイチャしてるのよ!次から部室に行く度にその光景が脳裏にチラつくでしょ!!
善子「リア充!羨ましい!!」
千歌「ちょっとまってちょっとまって、キスって!?どっちが?どっちに!!?」
善子「うるさあああい!!リア充羨ましいーーーーーーー!!!!」
千歌「ねぇ!!千歌の質問に答えてよぉ!!!!」
ギャーギャーギャー
ガラララララッッ!!!!
「校内で騒いでいる輩はどなたですか!!!!」
ちかよし「げっ」
ダイヤ「まったく誰かと思えばまた貴女達ですか」
ダイヤ「校舎内での馬鹿騒ぎはぶっぶっぶーですわ!」
ダイヤ「だいたい高校生だという自覚を持てば…」ガミガミガミガミ
善子「うわーめんどくさい人に捕まった」
千歌「ダイヤさんの説教長い上に何言ってるのかよくわかんないんだよなー」
ダイヤ「コラ!ちゃんと聞いてますの!!?」
ちかよし「はいぃ!!!」
「こんにちはー」ガラッ
梨子「あ、ルビィちゃん花丸ちゃん」
ルビィ「梨子ちゃんと曜ちゃんだけ?」
花丸「曜ちゃんが居眠りしてるずら…珍しい」
梨子「ちょっと喋り疲れちゃったみたいで…善子ちゃんは一緒じゃないの?」
ルビィ「ううん、善子ちゃんが千歌ちゃんと一緒におねいちゃんに怒られてるのは見たよ」
梨子「なにやってるの…あの二人は」
花丸「あれは長引きそうだったよ」
ーーーーー
千歌「とにかく、私たちは何も見なかったし聞かなかった。それでいいんだよね」
善子「知らぬが仏。触らぬ神になんとやらよ。二人は知られたくないんだろうし」
善子「いい?二人をわざと二人きりにさせようなんて考えちゃダメよ。二人とも勘がいいからバレたってスグに気づくだろうから」
千歌「わかりましたであります」
曜(もー梨子ちゃんめ、好き放題言いくさって…)
曜(私だって千歌ちゃんにアピールぐらいできるよ…うん、できる…できる、かな、デートに誘うくらいなら)
曜(と、とにかく梨子ちゃんへの威嚇のためにも、行動に移さなきゃ)
ー次の日ー
曜「千歌ちゃん!今日練習終わったら松月行かない?」
千歌「いいよー、じゃあ梨子ちゃんにも伝えとく「あ、あーーーー待って」
曜「梨子ちゃんには言わないで、二人で行きたいから」
千歌「えっでも」
曜「後生のお願いであります!」
千歌「んーそこまで言うならわかったよ」
千歌(梨子ちゃんとなにかあったのかな…)
ー松月ー
曜「それでねーダイヤさんが転げちゃって」
千歌「あははなにそれ」
「はーい、おまちどおさま。二人だけなんて珍しいわね。ごゆっくり」
曜「ありがとうございます」
千歌「…」
千歌「曜ちゃん」
曜「んー?」モグモグ
千歌「梨子ちゃんとなにかあった?」
曜「…どうして?」
千歌「だって、梨子ちゃんには内緒って、今までそんなことなかったから」
千歌「なにかあったんじゃないかなって、思ったんだけど…あぁっ、千歌の思い違いだったらごめんね?」
曜「ううん、」
曜「別に、梨子ちゃんに内緒で来たかったわけじゃないんだ」
曜「ただ、千歌ちゃんとたまには、二人っきりで遊びたいなーって思っただけ」
曜(やっぱりあの誘い方は不自然だったかな)
千歌「そっか、ならいいんだけど」
曜「今度は梨子ちゃんと3人で来ようか」ニコッ
千歌「あっうん、そうだね」
千歌(曜さん、目が笑ってませんよ)
千歌(やっぱり何かあったに違いないな…)
ー次の日ー
曜「ということで、千歌ちゃんとデートしてきたよ!」ドヤッ
梨子「それをデートと言っていいのかな…」
梨子「というか話聞く限り、千歌ちゃんに心配されてるじゃない。どうするの」
曜「んーまあ大丈夫でしょ。実際喧嘩してるわけじゃないし」
曜「小さな誤解くらいすぐに解けるよ」
梨子「なんかそれだけじゃない気がするんだけど…」
千歌「おーい!曜ちゃん!梨子ちゃん!!」
曜「あっ千歌ちゃんおはよう」
梨子「おはよう、…その右手に持ってるの何?」
千歌「おっよくぞ聞いてくれました。なんだと思う?」
曜「うーんチケット?みとしーの」
千歌「大正解!正解者の曜ちゃんにはみとしーのペアチケットを贈呈しよう」
曜「えっ悪いよ」
千歌「いいのいいの!」
千歌「じゃあね!千歌急いでるから!」バビュン
曜「あぁっちょっと!」
曜「…これ、どうしよう。ペアチケットだし」
梨子「行ってきたらいいじゃない」
曜「そうだね、千歌ちゃんと行ってく「それはダメ」
曜「…チッ」
曜「じゃあ梨子ちゃん一緒に行こうよ」
梨子「舌打ちした2秒後によく誘えるわね」
曜「ダメ?」
梨子「私じゃなくてもいいじゃない」
曜「梨子ちゃんでもいいでしょ」
梨子「腹立つドヤ顔ね…」
|||||物陰
千歌「にしし、上手くいったよ」
千歌「水族館デートでラブライブ大作戦、我ながらいい案だったね!」
善子「作戦Fまで考えてたけど杞憂だったわね」
千歌「んーそれは分からないなあ。二人とも素直じゃないところあるから」
善子「それにしてもギッスギスね。舌打ちしたわよ、舌打ち」
千歌「ケンタッキーだね」
善子「倦怠期ね」
千歌「そうとも言う」
ー伊豆・三津シーパラダイスー
曜「梨子ちゃーん!待った?」
梨子「ううん、私も今来たところ…う"ぇっ」
梨子「服被ってるじゃないの…」
曜「ありゃ、本当だ。心通じあってんじゃーん」
梨子「誰のモノマネよそれ…双子コーデなんて恥ずかしい…」
曜「まーまーいいじゃんか。友達ならフツーだって」
千歌「えーこちら画面切り替わりまして、高海・津島班です。本日は曜ちゃんと梨子ちゃんのデートのリポートをしております!」
善子「朝から元気ねぇ…」フワァ
千歌「善子ちゃんは眠たそうにしていますが、もう時計の針は9時を指しております!」
千歌「ペアルックでのデートみたいですが、解説の津島さんどう思いますか?」
善子「そうね、服装から察するに二人の倦怠期はそこまで深刻なものではなく「お!二人が館内に入るみたいですよ。私たちも追いましょう」
善子「聞きなさいよ!!!」
係員「チケットを拝見させて頂きます」
曜「はい」
係員「ありがとうございます……、、、」
梨子「あの、どうかしましたか?もしかして使えないチケットだったりとか」
係員「いえ、そういう訳ではないのですが…お客様お二人での入場ですか?代理の方だったり…」
曜「…?いえ、本人ですけど」
係員「そ、そうですか。ちょっとお待ち下さい」
ようりこ「?」
「このチケット、あの子たちから渡されたんですけど…これって大丈夫なんですかね」「あーどうだろ…まあ大丈夫でしょ!ここで突き返しちゃっても可哀想だし」「分かりました」
係員「お待たせ致しました。どうぞ、ごゆっくりご観覧ください」
係員「ペアチケットの半券で様々なサービスを受けることができますので、よろしかったらご利用ください」
曜「ありがとうございます」
梨子「なんだったのかしら?」テクテク
曜「さあ…千歌ちゃんにもらったチケットだからなぁ」
梨子「名前が書いてあったとか?」
曜「うーん分かんないや」
善子「なんか引っかかってたみたいだけど、どうしたのかしら」
千歌「あーそういや千歌が渡したのカップルペアチケットだった」
千歌「だからかな」
善子「あなた何してるのよ…」
千歌「えー女の子同士でもカップルはカップルじゃんか!」
善子「そ・う・じゃ・な・く・て!!!」
善子「カップルチケット渡したら、千歌が二人の関係を知ってるってバレちゃうでしょ!」
千歌「あ」
善子「もー…ほんっとそういうとこよ貴女は!」
千歌「ま、まーその時はその時!!次行こ次、切り替えていこう!」
善子「調子いいんだから…」
>>62
ようりこアンチしまむらイラッイラでスレ監視しててワロタァ!!!!!!
あんまり粘着してるとハゲるぞw (曜ちゃんならみとしーの年パス持ってるけど野暮なことは言わんでおこう…)
>>76
そんな設定あったっけ
どこにあるか教えてほしい 曜「みてみてークラゲ!」
梨子「こら走らないの!」
曜「だって梨子ちゃんみとしーにお客さんとしてくるのはじめてでしょ!」
梨子「理由になってないわよ」
曜「うーんこんなところでPV撮れたら最高だろうな」
梨子「どうしてこうあなた達は人の話を聞けないの」
千歌「うーんなんにも起こりませんね」
善子「デートなんてそんなもんじゃない?」
千歌「ちゅーしろちゅー」ムチューッ
善子「ちょっと口尖らして近づかないでよ」
千歌「うー面白くない。そんなんだからヘタレヨーソローなんだよ」
もう書かなくていいよ
梨子カス推し特有の曜を玩具にするゴミSS
>>81
日を跨いでも上のしまむらと同一人物ってわかるのはすごいな