今でも毎年春の山菜シーズンになると、食べられる山菜と、単なる毒草の類を見誤り、家に持ち帰った後で口にして亡くなったり、緊急搬送される人が少なくないが、その一方で、猛毒を持つとされるベニテングダケのように、古来より伝わる特殊な方法で毒を抜き、食する習慣も我が国には存在している。
「……ああ、そうだね、このあたりじゃ昔から食う習慣があるよ。ん? 名前? 一般には何ていうかは知らんけれども、“うつら草”とか、“うつら”って呼んでるよ、俺たちは」
当地の山深い場所にだけ自生するという山草“うつら草”と、それを使った“とある習慣”についてそう語りはじめたのは、北関東のとある地域で生まれ、今なお、当地で暮らしている農業・田上家吉さん(仮名・80)。彼の話によると、今でこそそれを使った習慣はなくなってしまったものの、かつて当地ではこの“うつら草”を使った奇妙な習慣が長らく続けられていたという。
「あのね、“うつら草”っていうのは、毎年、端午の節句の頃になるとね、勝手に生えてくる草でね。そうそう、ちょうどあそこに見えるようなブナの木の根元なんかでよく見かけるんだよ。とにかくだ、それをね、俺たちはとってさ、干して食べるの。するとね、これが不思議なもんでね、そうだなあ、ちょっとした酒に酔ったみたいな、なんとも楽しいね、気分になってくるんだよなあ」
田上さんの言うところの「楽しい気分」という証言から察するに、何らかの毒性があると思われるこの“うつら草”。取材で訪れた我々は、ちょうど季節はずれであったために、あいにく現物を確認することはできなかったが、彼が絵に描いたものを確認した印象としては、蕨と羊歯を混ぜたような独特の外見が印象的な植物。当地に住む彼らは、古くからこの野草を摘み、ある種の嗜好品として口にしてきたという。
「さっきも言ったようにね、あれ(※“うつら草”)をやると、楽しい気分になるものだから、祭りの時なんかには村の大人全員で、(天日で乾燥させて)炙ったものを食べるんだけれどもね、どんなに酒の強い男でもね、ちょっと口にしただけで、不思議と前後不覚になっちゃう(笑)。だから、その状態でさ、(男女が)互いに交わるとね、得も言わぬ快楽を味わえるってわけ。だからね、祭りの後はね、みんなでそれをやるものだから、後々、思い返してみると、このあたりじゃその時期にできた子どもが多いっていうさ(苦笑)」
詳細については不明な点が多いながらも、要約すると「キメセク」に近い状態での、乱交パーティの様相を呈しているように思われる同地域の祭礼。田上さんの話によると、この“うつら草”は、極めてよく似た形状の、猛毒を持つ野草も存在しているというだけに、我々のようなよそ者が、いきなり山へと分け入って、おいそれと手を出すわけにはいかぬ性質のものであるようだが、現状、当局からは“指定薬物”として認定されていない様子であるだけに、願わくば一度、その味を確かめるべく、当地の祭礼に参加してみたいものである。
以下ソース
http://tocana.jp/2018/04/post_16440_entry.html
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