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<陸上>覚醒サニブラウン10秒06 4強に「待った」
陸上の日本選手権が23日、大阪市のヤンマースタジアム長居で開幕し、男子100メートルでは
サニブラウン・ハキーム(東京陸協)が予選(追い風0.4メートル)と準決勝(同0.5メートル)で
日本歴代6位の10秒06でトップタイムを出し、24日の決勝に進出した。
2年ぶりの日本選手権の舞台で、一回り大きくなった姿を見せた。18歳のサニブラウンが予選、
準決勝でともにトップの10秒06。自己記録を0秒12も更新して「正直、自分でもびっくり。
こんなに良いタイムをバンバン出せるなんて。200メートルをメインで考えていたのに」と
戸惑いつつも喜んだ。
以前はフォームが粗削りだったが「昨年より、上半身がブレなくなり安定した」と自負する。
準決勝では、スタートで出遅れたが、188センチの長身を生かした大きなストライドでぐんぐん
加速し、多田、山県らライバルをごぼう抜き。フィニッシュ後は涼しい顔で、貫禄十分だった。
自己記録が上だった桐生、山県、ケンブリッジ、多田の「4強」の争いに割って入り、決勝に向けて
「待ち遠しい。とても楽しみ」と意欲十分だ。今季10秒0台をマークした5人の激突となる決勝は、
日本選手初の9秒台実現の期待を抱かせる戦いだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170623-00000125-mai-spo