ケンドリック・ラマー、ドレイク、ウィーケンドあたりだと、まだ浸透してるんですよ。
ウィーケンドが若干落ちますが、それでもイタリア以外ではウケてるわけですから。
でも、これが、たとえば最近アメリカで流行りのトラップ系のヒップホップになると
US UK Aus Ger Fra Ita Total
Future 1 15 42 53 43 圏外 −
Migos 1 16 26 63 44 圏外 −
Travis Scott 1 19 10 圏外 37 42 −
Rae Stemmurd 4 圏外 83 圏外 66 圏外 −
とたんにこんな感じです。
主要アーティストをあげてみましたが、6カ国全部でヒットしてる人、いません。
しかも、アメリカじゃ1位取るのに、イギリスだとトップ20、あとはオーストラリアがまちまちで、黒人が比較的多いフランスでトップ50程度。
最近のアメリカでのトラップ勢の上位独占と比べるに、かなりの認知差です。
もちろん時差をつけて今後伝わる可能性もあると思います。
だけど、その前にブームがひょっとしたら・・というのも考えられなくはありません。
僕自身はモノによってはすごく好きではあるんですけど。
あと、最近のアメリカで、「ちょっと他とズレてない?」と思うものは他にもあります。たとえば
US UK Aus Ger Fra Ita Total
Katy Perry 1 6 2 10 4 6 29
Lorde 1 5 1 11 29 8 56
Halsey 1 12 2 27 83 15 140
6月のアルバム・チャートで3人の女性アーティスト、ホールジー、ケイティ・ペリー。
Lordeが1位を3週続けて独占したんですが、彼女たちのアメリカでの最高位と他の地域の最高位にちょっと差がありすぎるんですね。
このあたりにも、僕がここ数年感じていた、「ちょっと女性のポップものを過剰に優遇し過ぎてね?」という違和感が現れているというか。
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で、早速、アメリカ、やらかしちゃってるんですよ。今、ヨーロッパだと
このラグ・ン・ボーンマンが「男アデル」みたいな感じで大ブームで、シングル・ヒットも出てます。くくりはロックとして紹介されてもいます。
アメリカでもそれに倣えば良いのに、彼のデビュー・アルバム、こんな感じですよ。
US UK Aus Ger Fra Ita Total
Rag N Bone Man 圏外 1 3 2 1 12 −
なんと、アメリカだけ100位にさえ入っていない!
http://themainstream.jugem.jp/?eid=3125