肩こりの原因の1つである「猫背の姿勢」は、胸の筋肉の緊張によって引き起こされているので、肩こりにはズバリ、「胸の筋肉へのストレッチ」が有効です。
大胸筋、小胸筋といった胸の筋肉が緊張すると、肩が前内側に引っ張られ肩甲骨が外に開いた状態となります。
これが「猫背」の状態です。頭の重さは全体重の約7.5%あると言われていますが、猫背の姿勢で頭をやや前方に位置で支えることになると、
その頭の重さは倍以上に膨れ上がります。
例えば体重50kgの人の場合、頭の重さは通常約4kgですが、猫背になるとなんと約8kgに跳ね上がってしまうのです!
では、「胸の筋肉へのストレッチ」を行ってみましょう。
1.ストレッチする側の肘を肩の高さまで上げ、小指側のラインを壁もしくは柱に当てます(写真左)。
2.ストレッチする側の足を一歩前に踏み出し、カラダを反対側へ向けます。このとき顔も一緒に反対側へ向けるようにします(写真右)。
ポイントは肘の内側を壁や柱から離さないようにすることです。肘の内側と胸を引き離すようにすることで胸の筋肉がストレッチされます。
心地よいストレッチ感が得られるところまで伸ばし、少しずつ可動域を広げながら20〜30秒間伸ばし続けるようにします。
https://woman.excite.co.jp/article/beauty/rid_BLab_203887/