重油流出事故の情報が発信されない理由を海上保安庁の中の人に聞いてみました
勝川俊雄 | 東京海洋大学 准教授、 海の幸を未来に残す会 理事
(略)
情報公開について
海上保安庁の担当者には、情報発信をとにかく早くやってほしいとお願いしておきました。
なぜ、海上保安庁で持っている情報を発信しないのか質問したところ、「ネットではなく、紙ベースで発信している」とのことでした。
この日、紙資料をいただいたのですが、公開されているものなので、ネットに上げても問題ないと言うことだったのでアップします。
せっかく資料があるのだから、海上保安庁のサイトにアップして、海上保安庁のツイッターアカウントでどんどん拡散したら良いのに!
国内の情報が少ないことから、「国とメディアが何かを隠している」という陰謀論がネットで飛び交っているようですが、そうではなさそうです。
考えてみれば、日本政府には今回の事故の責任がないので、その影響を隠す動機がありません。
隠しているのではなく、その情報を国民と共有する必要性が組織全体で共有されていないのでしょう(それはそれで残念ですが)。
外国と連携した事故への対応や航空機での監視など、やるべき事はやっているのに、その情報が国民と共有できていないのは、実にもったいない。
(略)
https://news.yahoo.co.jp/byline/katsukawatoshio/20180207-00081349/