●ベース30問題
以前のコラムでも言及したが、よく理解していない方が多そうなので、再度注意喚起を込めて当コラムにて言及したいと思う。
2016年7月に日工組は内規を改訂し、同年8月5日の型式試験申請分より、ヘソ賞球4個以上、通常ベース30%以上を内規として改訂している。
すなわち、一部型式を除き、現行ホールに設置されているぱちんこ機の殆どは「ベース30%以上」でなければならない。
しかしながら、某ホールコンの全国平均データを確認する限り、新旧の遊技機でベース30を下回る数値がこのところ頻発している。
中には、全国平均でベース27というぱちんこ台も存在しており、これらは大問題となる可能性をはらんでいるため、この問題は業界における喫緊の課題ともいえる。
https://yugi-nippon.com/pachinko-column/post-19338/
●ベースとは、
パチンコの出玉率を表す数値のひとつで、発射100発(1分間)に対して何発の賞球が得られるかを表す数値である。
あるパチンコ遊技機において100個の打ち出しで30個の賞球があれば「ベース30」である。
2016年4月1日以降の内規では「ヘソ賞球4個以上」かつ「ベース30以上」が絶対条件となっている。
なお、ベース30を下回るパチンコ遊技機を設置して営業することは裏物などと同様の違法改造として摘発対象となる。
■客による計測方法
客が計測する方法としては、雑誌などのメディアでは入賞数を数える方法が提示されていることが多い。
しかし目視では見落としがちな入賞数ではなく、玉を借りてから玉が無くなるまでの「秒数」で数える方法が確実である。
以下に「ベース30」の秒数を掲載する。
ただし保留4個になってもロングリーチになっても絶対に止め打ちしないのが条件となる。
試行回数が少ない場合には上ムラや下ムラにより数値が安定しない点にも注意されたい。
そもそもムラの大きい台には座らないことを推奨する。
iPhoneのストップウォッチ機能などを活用しよう。
4円パチンコ 250発 = 214秒(3分34秒)
1円パチンコ 200発 = 184秒(3分04秒)
●通報はこちら
https://www.psio.ne.jp/