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記事 内藤忍 2018年10月28日 14:42
「コスパが良い」のは早稲田大学スポーツ科学部
丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスのゲストの株本さんは、早稲田大学スポーツ科学部出身だそうです。
ところが、スポーツ科学には全く興味が無く、入学した理由は「コスパが良い」からだそうです。
コスパとは、偏差値が早稲田の学部の中で一番低いので、最小の努力で早稲田大学卒の学歴が得られる。
株本さんに言わせると、中央大学法学部なんかが、コスパの悪い学部だそうです。
もう大学を卒業してから30年以上経つというのに、未だに「内藤さんは東大卒なんですね」といわれることがあります。
東大、早慶といった「有名大学」には、学歴というブランド価値が未だに根強く残っているようです。
実は、東大も早稲田と同じように、医学部に進学する理科3類と文学部に進学する文科3類では、入学難易度はかなり違います。
しかし、社会人になってから「東大ですか?」と聞く人はいても「東大の何学部ですか?」と聞かれることはほとんどありません。
とすれば、東大という学歴を手に入れることだけを目的にするなら、理科3類ではなく文科3類を狙うべき。文科3類が、東大では最も「コスパが良い」学部です。
こんな風に日本の大学を教育機関としてではなく、学歴というブランディングの手段と割り切ることには、賛否両論あると思います。
真面目にスポーツ科学部で勉強しようとしている学生に対して失礼だなどといった批判が早速匿名で出てきそうです。
しかし、現実問題として、特に文系の学部は卒業することよりも、入学することの方に価値があります。
つまり、日本の大学に教育機関としての付加価値提供はあまり期待されていないと考えるのが自然です。
受験を合格のためのゲームとして捉えれば、最小の受験勉強で有名大学卒の肩書きが手に入る学部が効率的という考え方は、とても合理的です。
それにしてもグローバルには、価値がどんどん低下している日本の大学ですが、果たしていつまで日本国内でブランドとしての価値が残るのでしょうか。
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