20人治療の医師「軽症でも急激に悪化 手探りで治療」 大阪市
白野医師はこれまでに20人余りの治療に当たり、このうち2割ほどは重症で集中治療室での治療や人工呼吸器が必要になったということです。
中には、入院当初は軽症で歩くことができたにもかかわらず、しばらくして急激に体調が悪化し、人工呼吸器が必要になった40代の男性もいたということです。
この患者の入院当初の肺のCT画像には肺炎の炎症が起きていることを示す、すりガラスのような影が一部にしか確認できませんが、
およそ1週間後に撮影したCT画像では肺の大部分で影が見られたほか、背中に近い場所では「浸潤影」と呼ばれる影が確認され、炎症がひどくなっていることがわかりました。
明確な治療法がない中で手探りで治療を進めているということですが、白野医師は重症の患者には状態に応じてHIV治療薬の「カレトラ」、インフルエンザ治療薬の「アビガン」、ぜんそく治療薬の「オルベスコ」を投与していると説明しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200322/k10012344071000.html