バンク・オブ・アメリカ(BofA)のアナリストによると、ドイツのオンライン決済会社ワイヤーカードの株式は1週間前には100ユーロを超える水準で取り引きされていたが、
わずか1ユーロの価値しかないかもしれない。アナリストのアディスヤ・メトゥク氏は24日に顧客向けリポートで、「最近のニュースの流れは、ワイヤーカードからの顧客離れが始まった可能性を示唆しており、
金融機関は与信枠の閉鎖を検討しているかもしれない」と述べ、「基本的なビジネスの透明性が出てくることは当面ないだろう」と予想した。
メトゥク氏は目標株価を14ユーロから1ユーロに引き下げ、投資判断を「アンダーパフォーム」に維持した。
不正会計疑惑を受けて同社の株価がここ1週間に急落したことから、複数のアナリストが投資推奨の撤回や投資判断の引き下げを行っている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-24/QCG8L7T0AFB901