https://toyokeizai.net/articles/-/366243?page=4
最低賃金「韓国の大失敗」俗説を信じる人の短絡
国の大問題を語る人に「落ち着け」の一言を贈る
2020/08/06 5:00
https://toyokeizai.net/articles/-/366243
もっと長いデータで見ると、韓国では毎年、第1四半期の失業率が跳ね上がり、年末に向けて落ち着く傾向が確認できます。
2018年に最低賃金を引き上げたときは、失業率の上昇が注目されて、大きな悪影響を与えているように報道されました。
しかし韓国経済の統計を見ると、第1四半期に失業率が大きく跳ね上がるのは毎年のことで、別に珍しい現象ではないことがわかります。
■最低賃金引き上げの影響はすぐになくなった
■2019年、韓国は労働生産性で日本を抜いた
■韓国の引き上げは「失敗」ではなかった
結論として、最低賃金で働いている人の給料は30%も上がりましたが、最低賃金の引き上げの影響は長引くことなく、長期トレンドに戻っているのです。