
マンガ、アニメ、コスプレなどのサブカルは中国でも根強い人気があり、人気動画サイト「ビリビリ動画」はまさにサブカルの愛好家に支えられて成長を続けてきた。サブカル関連市場の拡大に伴い細分化が進み始め、なかでもサブカルファッションがZ世代(2000年代以降生まれの若者)を中心に注目されている。
テンセントが昨年5月に発表した「2000年代以降生まれの好みについて」というレポートによると、この年齢層が日本の女子高校生制服風の服装(以下「JK制服」と略称)、中国の伝統服装に着想を得た漢服、ロリータファッションに関するものが最も注目を集めたという。新興企業も登場しており、「十三余(SHI SAN YU)」、「重回漢唐(CHONGHUI HANTANG)」などの漢服ブランドや、サブカルグッズのセレクトショップ「十二光年(Shier Guangnian)」が資金調達に成功している。
この業界の新しい動きとして注目されるのが、サブカルファッション愛好家のための「多糖(Duotang)」というSNSだ。多糖のアプリは2020年5月にオープンテストを開始し、これまで100万近いユーザーが登録しており、数十万ものサブカル関連のUGC(ユーザー生成コンテンツ)が投稿されている。サブカルファッションのコミュニティとして、現在中国トップクラスの人気度を誇っている。なお、創業者の劉彦碩氏の前職はビリビリ動画のセキュリティ担当である。
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