「日本人は貧乏になった」その残酷な事実に気付かない人が多すぎる
僕の仕事場は新宿・歌舞伎町の近くにあるのですが、この数年、人の流れが目に見えて変わってきました。
朝方、24時間営業のハンバーガーチェーンで、大きなバックパックを背負った配達員が眠りこけている。
その隣には、たくさんの荷物が入った手提げ袋を抱えた若いホームレスが力尽きたように休んでいる。
外には店内に入れずに一晩中、歩いている人がいる。
しかも、ハンバーガーチェーンやコンビニで深夜から早朝に働いている店員は、ほとんどが外国人。いびつな風景だと感じました。
日本は、いったい、どんな国なのか。なにかがおかしい。
そんな違和感が、外国人労働者や、技能実習生に注目したきっかけでした。
もう一つが、海外での体験です。
数年前、ニューヨークに行く機会があり、ラーメンを食べました。
日本では通用しないマズいラーメンが一杯2000円。小皿料理を注文し、ビールを飲んだら5000円を超えました。
これはアメリカの経済が成長を続け、物価も給与水準も上がっているからです。
一方、日本は経済が低迷し、物価が下がり続けています。日本はもはや先進国ではない、と感じたのです。
https://president.jp/articles/amp/43617