https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20211220/6050016713.html 福島県沖で漁獲量が急増しているトラフグを新たな「福島ブランド」として売り出そうと、20日相馬市で漁協や旅館の関係者が集まって今後の戦略を話し合いました。
トラフグは、弾力のある歯応えが特徴の高級魚で、福島県沖では、おととし2.8トンだった漁獲量が、去年は6.3トン、ことしは先月までに21.7トンと急増しています。
専門家によりますと、海水温の変化などが影響しているとみられています。
地元の相馬双葉漁協は、このトラフグを新たな「福島ブランド」として売り出そうと、20日、市の担当者や観光協会の関係者などを集めて戦略を話し合う会議を開きました。
会議では、県内で取得できない「ふぐ処理師」の免許を取るため、調理師が県外に出向いて試験を受けることや、来月下旬に相馬市でトラフグの試食会を行い、まずは地元の人にPRしていくことなどを確認しました。
相馬双葉漁協の立谷寛治組合長は「年々増えている福島で水揚げされるトラフグは他県に負けない立派なフグなので、ブランド化して多くの人に知ってもらって食べていただきたい」と話していました。