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https://www.sej.co.jp/owner/contents/owner-interview/033.php
定年後も収入を維持したかったんです。60歳を超えても今と同じ、もしくはそれ以上の収入を見込める仕事を選びました。
長谷川壽彦・沙織さんご夫妻
野々市上林4丁目店(石川県)2016年5月27日オープン
外食チェーン店社員⇒セブン‐イレブンオーナー
OPENから2年1ヶ月経過時点の取材
前職の先輩に、セブン-イレブンのオーナーさまがいらっしゃったそうですね
数人いますが、みんな悪いことはまったく言わないんですよ。
壽彦オーナー:前職では外食チェーン店で役職を持って働いていました。ずっとフランチャイズ店のオーナーになりたくて頑張っていたんですが、環境的になかなか機会がなくて。そうしているうちに、1年に一人ずつくらい同じ年代、同じ役職で頑張っていた仲間が辞めていくんです。この外食の仕事はやっぱり若い人たちの仕事なのかな、って思ってしまいますよね。5年で5人くらい辞めていったのですが、そのうちの2人がセブン-イレブンのオーナーになっているんですよ。すごい確率です。
様子を聞けば、みんなセブン-イレブンのオーナーになったことを悪く言う人がいないんです。それであれば、ここで続けるよりも、セブン-イレブンのオーナーになるほうが、自分の夢の実現になるんじゃないかって思ったんです。
オーナーになりたかったのですね!
いわゆる定年後も収入を維持したかったんです。
壽彦オーナー:定年って一応60、65歳とか言われますよね、でもその先もある程度の収入を維持したかったんです。家の住宅ローンとか、子供の教育資金とか色々考えると、計算していっても60歳では人生終えられないなって。定年後に、今と同じような収入を得られるところを60や65歳で探すのは厳しいと考えてしまいます。
それじゃあ自分の人生、ちょっとつまらないなって。
ローンを組む時も、今後収入が減ってしまうなんてあまり考えてなかったり、このままの収入がずっと維持できるんじゃないかって、勝手な期待をしちゃったりするんですよね。
先輩たちのお話から、不安なく独立できましたか?
セブン-イレブンでの独立は、確実で手堅い仕事。話を聞いているとそう思えました。
壽彦オーナー:60歳以降どうしようか?もっと未来ある人生にするのは?と考えた時に、セブン-イレブンのオーナーになって安定して暮らしている先輩の顔が浮かんでくるんですよ。「外食チェーン店での経験があれば、仕事も苦に感じないし、成功できるから」っていう言葉も・・・。
それでも、不安がないわけではなかったですよ。先輩の話から確実で堅い仕事と思いながらも、売上が低かったらどうしようかとか、人が揃わなかったらどうしようか、という不安はありました。特に石川県は、北陸新幹線が開通してから人手不足が顕著だったので。
実際、独立してみて先輩の話通りでしたか?
先輩の言ったとおりになりました。前職より収入も超えましたし、このまま安心して過ごせる気がします。
壽彦オーナー:人が集まらず、最初の4〜5ヶ月は結構きつかったです。途中から働いている従業員さんの紹介で一気に増えましたので、楽にはなりました。今の私のシフトは、朝6時から11時ぐらいまでと、夕方5時から9時が週5〜6日というところです。よく休めますか?と聞かれますが、やり方次第では取れますよ、と答えています。どれだけ人に任せることができるか、ということだと思いますね。
今の所、先輩が言ったとおりになってますね。確実で手堅い仕事、前職に比べて働く時間も抑えつつ、収入も安定している。このままであれば70歳になっても、安定できていると思います。
奥さまは、セブン-イレブンを始められてよかったと思いますか?
始めてよかったと思っています。夫婦の時間、自由な時間、安定した収入が得られております。
沙織さん:結果、よかったですね。夫婦2人で同じ方向を向いて仕事ができることが良かったです。やって良かったと思っています。お互いの会話も増えたかな。話す話題もそうですし、時間も増えました。
あとは、シフトが自由になること。都合が悪い時も、雇われている時よりは言いやすいですし、変更しやすいです。子供の運動会にも行けるようになりました。
壽彦オーナー:そうですね。私も、友人の結婚式にほとんど行ってなかったですから。