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逗子・日本人5人重軽傷、米兵を傷害容疑で告発 市長「全容解明を」(毎日新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c02e361f2fe4efb3b6ed966187c3be7bae09ce7
逗子海岸(神奈川県逗子市)近くの路上で7月に後ろから突き飛ばされて日本人5人が重軽傷を負った事件を巡り、海の家の事業者で組織する「逗子海岸営業協同組合」(菊池千春代表理事)は30日、逗子署に傷害の疑いで関与が疑われている米兵への告発状を提出し受理された。また桐ケ谷覚市長は同日の記者会見で「一日も早く全容を解明してほしい」と訴えた。
告発状などによると、事件は7月9日午後8時半ごろ、同市新宿2の路上で発生。横浜市在住の海の家の女性経営者(58)が後ろから来た男に突き倒され上あご、小指を骨折する重傷を負い、その直前には男女4人も同様に突き飛ばされ軽傷を負った。同署は直後にJR逗子駅で米兵を発見し事情を聴いたが、「知らない」と関与を否定するなどしたため、その日のうちに帰宅させ在宅捜査している。
一方、市によると、米海軍横須賀基地は捜査に協力する姿勢を示しており、米兵の関与が判明すれば謝罪する意向だという。
米兵への在宅捜査について、同組合は「通行人を無差別で襲撃し傷害を負わせ、在宅で捜査されていることに強い遺憾の意を表明する」と強調。これに対し県警幹部は、「逮捕要件がそろわなかったためで捜査に落ち度はない。今まで通り全力で捜査を進める」としている。【橋本利昭】