少々肌寒い夕暮れ時、5、6人程度で集まって許昌に集合
岩手は10分ほど遅れてやってきた、カブトムシのような匂いを放ちながら特に謝罪もなく何も喋らない
王宮に入る
とりあえず乾杯、岩手は一応臣下のくせに献帝の真横に座っているが、飲み物を両手で胸の前にしてジッと動かず乾杯もしない
岩手中心に会話が始まるが、岩手はモゴモゴ言っててほとんど聞き取れないので曹仁や曹洪は飽き始めて岩手以外の別々の相手と喋り始める
唯一の献帝だけが岩手の話をじっくり聞いていた
コース料理に飲み放題だったが岩手は歯が痛いと言って全く料理に手を付けない、酒も飲まず蜂蜜を飲んでいる
某氏が政治の話を始めると岩手が饒舌になり始める
岩手の滑舌が段々とはっきりとしてきて関心を失いかけていた宴会の参加者が岩手の話に耳を傾けはじめる
内容は支離滅裂だったがとりあえず言葉の聞き取りはできるのでみんな面白半分で聴いている
5分程度ずっと話し続けて、話題が異民族と黄巾党と山口組に移る
在華異民族(特に騎馬系?)について話し始めると段々と頬を紅潮させて唾をペチャペチャ飛ばしながら大声を出して机に拳をドン!ドン!と叩きつける
自分で自分の話に激怒した岩手が興奮し始める
とりあえず左右の献帝と劉曄たちが肩に手を置いて「岩手さんとりあえず落ち着こう」って優しくなだめる
岩手、それでも怒りが治まらず今度は曹操に対して暴言を吐きはじめる
祖父のこととか女癖のことの罵倒を始めてみんなシラけ始める
急に大声を上げて今まで話していた献帝にお冷やを浴びせる
これはまずいと思った荀彧が岩手の腕をおさえて「落ち着け!落ち着け!」って言う
動きを封じられた岩手が「都尉呼んでえ!!」って叫びはじめる
許緒が親衛隊を率いて何事かとやって来て、その隙に岩手が逃走
宴会場はめちゃめちゃになっていて、コース料理の鳥すき鍋も全部溢れて滅茶苦茶
さめた曹操は流れで岩手を処断
もうまともじゃねえ…
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