自称・論破王「ひろゆき」への弔辞…米山隆一が明かす「私がひろゆきを完全に論破できた理由」
異様な反響のあったYouTubeでの対談
衆議院議員の米山隆一です。
昨年の11月11日に収録し、11月19日に前編が、11月25日に後編が公開されたYouTube番組「ReHacQs」(リハック)でのひろゆき氏との対談は、
大いに反響を呼びました。様々なインターネットメディアで紹介され、YouTubeに切り抜き動画・解説動画がいまも溢れています。
あれ以来、国会、議員会館や議員宿舎のエレベーターで、野党のみならず自民党の議員・大臣と乗り合わせた時も、
地元のイベントの来賓席で隣に座った自治体議員や担当の職員の方とお話しする時も、「ReHacQs見たよ!」と言われます。
そればかりか、なんと地元のコンビニでの会計時や、モスバーガーでの注文時に店員さんから「ファンです!」といわれ、果ては東京の地下鉄で、
見ず知らずの男子中学生(私は男女同権論者ですが、実際に私にこう言ってくる方々は、皆さん男性です)から握手を求められるという、驚きの事態となっています
(中略)
私はひろゆきと似たところがあるから
ではなぜ、ひろゆき氏はそんなことが出来たのでしょうか? その名の通りひろゆき氏は、特別な頭脳と能力に恵まれた「論破王」だったからでしょうか?
私は、まったくそうではないと思います。実のところ私はひろゆき氏とちょっと似たところがあり、格好の良い言い方をすると
「剣術の達人は剣術の達人の強さが分かる」的に、以前Twitter(現X)でバトルしたり、AbemaTVで議論した時から、ひろゆき氏の「強さの秘密」は見えていました。
私が見たひろゆき氏の特徴は以下の通りです。
(1) どんな相手に対してもまったく怯まない(ほとんどリスペクトを感じていない)。
(2) 話題をずらして誤魔化したり、人身攻撃をして相手を動揺させたりする口喧嘩(議論ではない)のテクニックが豊富。
(3) (2)のテクニックをちょうどいいタイミングで繰り出す回転の速さがある。
(4) 一方で議論の前提となる事実や論理構造の理解は平凡。
この最後の(4)をみて、「え? そんな事で『論破王』になれるの?」と思う方もおられると思いますが、正直なれます。
議論と言うものは、本来事実に基づいて論理を追って行くものです。同じ前提事実から始めたら、同じ結論に帰着して、論争にならない以前に結論が分かれません。
もちろん、人によって前提とする事実や、評価の方法がところどころで異なるので結論が異なることはあり得ます。ただその場合も、
双方が議論と論理と言うものを分かっていれば、それぞれの前提や評価の方法の妥当性を論じ合うことにはなっても、やはり論「争」にはなりません。
最終的に「論破」に至るような議論と言うのは、そもそも本来的な意味での議論ではなく、本質的には議論の名を借りた単なる口喧嘩なのであり、
そうであれば、(4)の状態で(議論の前提となる事実や論理構造をさして理解することなく)、「勝った!」と言い張ることは可能なのです。
(全文はソースで)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8ce5d5753cf07abd0eacbd5f91e43e6fc0f7fb3