また昨年秋場所で引退した元古関(31)は、「貴ノ岩が新弟子の頃から雑用などをせず、出世すると、逃げ回る力士を笑いながらエアガンで撃つことが何度もあった」と証言。
さらに、「朝起こしに行くと貴ノ岩は『師匠いる?』と聞き、貴乃花親方が稽古場に来ていないと、二度寝をして稽古の終わった食事の時間になると現れた」とも話している。
大相撲はいま元日馬富士による暴力事件で大揺れだが、被害者側の貴乃花部屋で当時、毎日のように暴行が繰り広げられていたとすれば驚きだ。
裁判記録には、かつて貴ノ岩の付き人で14年名古屋場所を最後に引退した元貴翔馬(36)の次のような証言もある。
「貴ノ岩は私には暴力を振るうことはなかったが、他の力士には先輩、後輩関係なしに暴力を振るったり、
新弟子時代から先輩力士に対して聞く耳を持たなかったり、いじめていたのはよく知っています」
さらに「4、5年前、九州場所の宿舎で嵐望(らんぼー、現世話人)は貴神龍(今年の名古屋場所で引退)の頭をビールケースで殴り、貴神龍は頭から血を流し、顔の半分を真っ赤に染めた」、
「古関の頭をまな板で何度も殴り、まな板が衝撃で6分割ぐらいになった」と明かしている。
また、貴ノ岩が元貴斗志との暴行騒ぎの際に「『鉄アレーを持ってこい』と叫んだと聞いたことがある」と元貴翔馬は付け加えている。
貴乃花親方は元貴翔馬が引退に至った経緯について、貴ノ岩の印鑑を使って、協会の経理に巡業手当を取りに行き着服していたためと証言。
「問いただしたところ答えないので『答えないではすまないぞ』と言いました。そのあと出て行きました」と説明している。
元弟子から訴えられた格好の貴乃花親方は、元古関によると「ウチを辞めていったオキ(元貴斗志)が裁判をかけてきている。
あいつはカネをふんだくりたくて、裁判をかけてきてるんだ。同じ釜の飯を食った仲間なのに。そんなヤツに俺は負けたくない。
若い衆、力を貸してくれ。証言してくれ。オキの悪いところを知っているやつは全部俺に教えろ」と力士たちに協力を求めたという。
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