ビート
「そのあたりのことは、よく「因数分解」という言葉を使って説明している。
例えば、Xっていう殺し屋がいるとするじゃない。そいつがA、B、C、Dを殺すシーンがあるとする。
普通にこれを撮るとすれば、まずXがあらわれて、Aの住んでいるところに行ってダーンとやる。
今度はBが歩いているところに近づいて、ダーン。それからC、Dって全部順番どおりに撮るじゃない。
それを数式にすると、例えばXA+XB+XC+XDの多項式。これだとなんか間延びしちゃう感じで美しくない。
XA+XB+XC+XDを因数分解すると、X(A+B+C+D)となるんだけど、これを映画でやるとどうなるか、という話が「映画の因数分解」。
最初にXがAをすれ違いざまにダーンと撃つ。それから、そのままXが歩いているのを撮る。それでXはフェードアウトする。
それからは、B、C、Dと撃たれた死体を写すだけでいい。わざわざ全員を殺すところを見せなくても十分なわけ。
それを観て、「Aを殺したのはXだとわかったけど、その他のやつらを殺したのは誰なんだ」と思ってしまうバカもいるとは思うけど、そういうやつははなから相手にしていない。
これを簡単な数式で表すと、X(A+B+C+D)。
この括弧をどのくらいの大きさで閉じるかというのが腕の見せどころで、そうすれば必然と説明も省けて映画もシャープになる」
松本人志、『ワイドナショー』で過去のトラウマを語る
http://jp.news.gree.net/news/entry/1253332
4日の深夜に放送したフジテレビ系『ワイドナショー』で、ダウンタウンの松本人志が勉強にまつわる「トラウマ」を告白した。
番組の中で「『全国学力テスト』成績公表 何が問題?」がテーマとなった際、松本は学生時代を振り返って「全然勉強せえへんかったからなあ、俺」と語った。
そこで、東野幸治が松本に「噂ホンマですか? 都市伝説で、松本さん(九九の)7の段が言えないっていう......」と尋ねると、
松本は「違う違う、8の段や」と答え、スタジオは驚きと笑いに包まれた。 簡潔で美しい数式と同じ美的感覚で映画を作ってるってことか
それが世界的に評価されてるんならあながち馬鹿にできないな
因数分解なんて何に使うの?といってるやつにはいいスレだと思う
実際の数式としてどうこうじゃなくて、概念の適用範囲として広ければ十分に 役に立つ ということだよ
>>5
それな
中途半端な頭の奴がかしこぶってる感じ ゴーストシェルでこいつ初めて見たけど、あのえんぎなに?w
菊次郎とさきのドラマでは野球ばっかしてて勉強嫌いな子供だったのに何がきっかけで学問に目覚めたんだ
ビートたけしはみかん箱の上で勉強するくらいだから頭はあるぞ
ふがふが言っててアホ見えるけど頭良い
>>30
10分のコントなら抜群だけど、2時間の映画を取るだけの余白がないんだよな。間延びしたコントみたいになっちゃう。 ビートさんも芸人よりのコント映画も作って壮絶にスベってたりもするんだけど
松本さんはスベってる映画しか作ってないって所が大きな違い
因数分解って数学分からん奴が変な使い方する用語第一位だと思う
何となくわかるからかな
映画とか物語を数学で例えるのは無理やりすぎw
中学生の国語の教科書で起承転結の説明は出てくるしそっちで説明した方が分かりやすい。
わざわざ分かりにくくしてどうする。
「お笑いを壊す」って堂本剛あたりが言ったとしたら
松本はどう思うんだろね
>>26
たけし自身が28ではないだろ?故逸見アナとやってた教育委員会やら深夜の数学問題の番組やってたぐらいだし >>26
夜間でもあの年代の大学進学率って何パーだよ
こどおじの物差しではかるんじゃねー >>6
母ちゃんに「貧乏人がのし上がるのは学問しか無いよ」って言われ続けたんだよな
実際兄貴は北大逝って教授
勉強はしてたんだろう >>37
団塊世代のMARCHなら今で言う偏差値70くらいはある
予備校もF欄も無かった時代だし >>30
面白かったのは松本じゃなくて放送作家だからなあ 富野がこの人だけはベタ褒めするんだよな
頭の中にコンテが入ってるだとか
この二人の違いって数学ができるかどうかじゃなくて編集への姿勢だよな
素人にはよくわからないけど編集ってめっちゃ大事っぽい
たけし映画の真髄は省略の美学だからな
4コマ漫画的なカット割
まっつんは普通のもん作ってもしゃーないとかいうならまず実績作ってからなんだよな
あこの人ちゃんとした映画も作れるのにあえてこういう形にしたんだっていうのがないからしょうもない
松本映画一個も見たことないけど
>>27
もともと母親が厳しくて結構勉強してた
んで売れてからこのままじゃ消えてくってマンガ日本の歴史のレベルからやり直した たけしは海外で評価されるだけあって構図やら構成やら
映画としての基礎の部分がやはりしっかりしてるわ
コントの延長でしかない松本はまずその時点で遠く及ばない
普通、映画撮りたいっていうと一度は助監とか入って勉強させられると聞いた
松本はそういうのしてないだろ
これ当たってるよ。どうやって時間の芸術に落とし込んでいくかという実践的な議論。
例えばヒッチコックの言ったサスペンスとサプライズの違いのような演出工学。
ほんとはもっと難しい数学も使って例えられるが、敢えて言わないと思う。
映画とは衣装やら舞台となる土地、建物、人物の呼び名、そういう所にまで目が行くことだな
じゃなきゃ原作読めばいい
たけしは絵も描いてるから絵もちゃんと自由にとか逃げないで理屈で描ける
大日本人は嫌いじゃないけど映像が素人そのもの
兄貴が大学教授で姉ちゃんは兄貴より勉強出来たんだっけ
ペンキ屋の子供がどうやったらこうなるのか
基礎的な教養が有るか無いかでこれだけ差が出る結果になるという好例
「構成力」の話をしてるってことが松本には分かったかな?
漫才やコントは演繹法で作れるが、映画は帰納法的な技術が必要になる。
時にはオチから語ったほうが良かったりする。完全に技術(=数学)なんだよ。
それを知らない素人映画監督はみなコケる。
たけしは説明が上手いな
松本も頭良い奴と組んで映画撮れよ
誰がB、C、Dを殺したんだって思う奴がホントにいる
>>27
さきが教育ママだったので本当は無理矢理勉強させられてた たけしも松本も破天荒で型破りなところはにてるのに、どうしてこう差がついたんだ
松本は本当に本能でうごいてたのか、、、?
>>62
本当にいるんだよな
それに対してこっちは「見てればわかるでしょ?」としか言えないから結局分かりあえない 例えば42という数字を見て、それは7×6だ、とも考えられるような知識の引き出しの多さと探索能力というものは
何かの創造的活動には重要だろうな
>>62
でも、そのB、C、Dを殺した奴が実は別にいて、という展開もあるよね
007やクリント・イーストウッド、ヒッチコックとかでさ
それを知っていると、もしかしたら…と考えることもできるようになるのだが >>64
たけしは性格が破天荒
松本は発想が破天荒
たぶん才能だけなら松本のほうが才能あると思うけど、なにぶん教養が致命的に足りない
教養の足りなさは吉本屈指なんじゃないか?
やっぱ教養は大事なんだよ これヒッチコックのモンタージュのことか
基本中の基本だよな
たけしは撮ってるときは面倒だけど撮り終わらないとそのあとの一番面白い編集ができないからみたいなこと言ってたな
松本って編集嫌いらしいね、マジな話し編集だけ人雇って有能な人間にやらせとけば映画でも天才扱いされてたかもなぁ
映画って結局最終編集でクオリティ決まるし
もっと高等数学でたくさん例えてくれたらいいけど因数分解だけでドヤられてもw
・谷岡雅樹 ★★
古典を無視するのと無知とは違う。三池崇史は小津と聞いて魔法使いしか思い浮かばなかったが無知ではない。
北野武は無知でも畏怖がある。松本人志はどうか。ワンアイデアで押し通す学生の映画で、それをメジャーに
掛けられる環境には驚かされるものの、無駄に見える修業期間という「溜め」不足はこちらの浪漫も殺ぐ。馬の耳か。
・土屋好生 ★
カフカ的空間といおうか不条理劇そのままの設定でいささか気恥ずかしい。
ブラックコメディーの線を狙ったのだろうが、残念ながら素直に笑えないところに時代とのズレを感じる。
独自の世界を作り出そうとはしているものの、すべては独断と偏見。
・原田雅昭 ★
“分かる奴だけついて来い”という、観客を恣意的に選別する松本流の姿勢は今回も変わらない。
映画の場合、それは決して否定するものではないが、しかし、この作品を“分かる”人間が
存在するかどうかは別問題。屁理屈をこね回せばいくらでも言いようがあるが、それも虚しい。
松本人志 @matsu_bouzu
アートって誰もやってないことの見つけ合い。。。
さらに笑いを融合したいオレはそりゃたいへんだ。。。
これ松本の映画がつまらない理由を説明するときに良いよな
たけしなら松本の映画を5分くらいに編集できちゃうってことなんだろ
5分で終わる内容を2時間も流してたらそりゃつまんねえよな
>>75
宇多丸も身内だけででクソみたいな映画つくってなかったっけ >>34
たけしの言ってることは起承転結とは全然違うだろ
因数分解を使わないと説明できないとまでは思わないけどうまい例えにはなってると思うよ ていうか「天才」がいるとしたらなんの計算もなしに傑作が撮れる人なので、この時点でたけしは凡人じゃね?
40 :名無しさん:2017/12/05(火) 23:54:01.62
【Variety記者マーク・シリング(東京国際映画祭の審査員)】
大日本人・・・4点/5点満点
監督・ばんざい!・・・3.5点/5点満点
【週間文春】
大日本人・・・★8 (松竹「興行収益、海外映画祭からの招待、ロングランとどれを取っても初監督作品として大成功。DVD、放映権もあるのでかなりの黒字です」)
監督ばんざい・・・★4.5 (きいちご賞 5位)
【キネ旬(4点満点)】
【大日本人】 12億
・内海陽子 ★★★☆
元に戻る間、鬱になるというマネージャー(UA)の説明にペーソスがある。乱暴なようでいて節度ある展開に、好感を覚える。
・北小路隆志 ★★★☆
かなり面白いと思いました。映画にした意味も理解できるし、私は監督バンザイよりこちらを評価します。
あえて言うなら、ラストが残念というか、これはこれで良いのでしょうが、まさに救世主に助けを求めての終わりというか。
・渡辺祥子 ★★★☆
作家性を持ち、笑える作品となった。北野監督ほど暗くなく洗練もされてないが、知的な打算がよく似ている。
【さや侍】 7億
石村可奈・・・★★★(一見の価値はあり)
「映画を壊す」なんて物騒な発言もあったが、映画館で映画を観る時間の特別さ=非日常性を松本監督は把握してる。竹原ピストルの起用も面白い。
吉田広明・・・★★★★(オススメ!)
何かが終わった後の弛緩した時間をギャグで埋めるという基本構成は「大日本人」と似ているが、今回は時代劇というリアルとは少し距離を置いた世界で、
しかも終局へ向かって流れる時間が仮構されるだけに普通の映画として成立した感がある。
【金メダル男】★★ 2億
・「とにかく長い(く感じる)」。25分くらいに1度笑わせようとしてくるがそこがつまらない
・テレビコントなら成立する笑いでも、映画で見るとキビしい
・内村が一人舞台でやった感じを出したいなら、映画ではまったく表現できていない。実力不足
宇多丸「内村さんって細かいとこまで拘る人かと思ってたんですけど、金メダル男はとにかく雑で
これが彼の芸人としての仕事だとしたら、コントも面白くはない」
【矢島美容室】★ 3億
・終始笑えない悪ふざけで豪華キャストのムダ使い
宇多丸「昭和の笑いを引き摺ってるとんねるずに合わせすぎ、映画全体がNG集みたいなもの。
久々に褒めるところが一個もない映画に出会った。生涯ワースト更新したかも」
ていうか淀川長治が言ってたけど映画は自分の人生から滲み出るものじゃないとつまらない
世の中に訴えたい事がないとつまりは内容の無い映画って事だろ
たけし良いこと言うじゃん
理屈で説明できるのは強いよ
>X(A+B+C+D)
ときどきこう思わせといてX(A+B+D)+YC みたいなのあるね。ひっかけみたいな
こと娯楽映画に関しては今までの映画文法の蓄積が凄まじいから映画的な教養が無いと全権監督は厳しい
松本はそれに加えて映画的なコメディとコント的な笑いを区別できてない人だから映画が成功するはずがなかった
>>68
そうならない為に、見る奴が見たら犯人がわかる仕掛けはしてあるんだろ >>41
当時の明治が今の偏差値70だと数値で説明してみて 逆に松本を評価出来る部分ってあったの?
今振り返るとなぜ映画の道に行ったのか謎だよな
映画を要素にわけるといくつかのパターンの組み合わせになる、みたいなのは因数分解だよな
松本はそういうシステム論的な考え方できないんだろ
意外と説明上手くて感心した
でも世の中の大多数は多項式じゃないと理解できないんだよな
>>87
偏差値70は大体上位2%
1960年代の大学進学率が12%くらいだから >>57
母親が家が貧乏だったからこそ子供たちの教育には労力を惜しまなかったらしいな たけしは芝居が出来る、まっちゃんはふざけたコントはできるが芝居はへたくそ
そこだな
だから3作目から主演から退いた
最初のアウトレイジの終盤がそんな感じだったな
大友組はたけしと加瀬亮以外ほぼ全滅するんだけど
若頭の椎名のシーンだけクローズアップして
他は淡々ところされていく
松本も芝居はできるじゃん四万十川のあれとか
芝居ができるというのも方向性があるよねという話になるんだろうけど
まあとにかく松本には映画に向いた要素はぜんぜんないのは確か
大日本人は言うほど悪くなかったと思うけどな
ラストの特撮オチとか結構好きだった
しんぼるとさや侍は最悪だったが